先発した大社・馬庭

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 「佐賀国民スポーツ大会・高校野球・1回戦、明徳義塾7−4大社」(6日、さがみどりの森球場)

 高校野球硬式の1回戦4試合が行われ、大社(島根)は4−7で明徳義塾(高知)に敗れた。今夏甲子園で93年ぶりの8強入りに導いたエース・馬庭優太投手(3年)は先発するも六回途中7失点でKO。進路は大学進学を明言した。関東第一(東京)は6−3で青森山田(青森)、小松大谷(石川)は8−4で有田工(佐賀)に勝利。夏王者の京都国際(京都)は8−3で神村学園(鹿児島)を下した。

 大社旋風の再現はならなかった。先発したエースの馬庭は5回2/3を11安打7失点でKO。2点ビハインドの六回に打者一巡で一挙4失点と明徳義塾打線にのみ込まれ、「球は悪くなかった。自分よりレベルが上だった」と唇をかんだ。

 今夏は報徳学園、早実と強豪校を撃破して93年ぶりの甲子園8強入りを達成。地元集団で遂げた快進撃で聖地を魅了し、その中心には馬庭がいた。夏のヒーロー的な存在となったが、その後も進路の選択肢にNPBは加わらず。「もともと自分のレベルじゃプロでは通用しない。自分を磨くために大学を選びました」と大学進学を明言した。

 「大学でプレーしながら、絶対最後はプロに行きたい」と馬庭。4年間で腕を磨き、夢を実現してみせる。