敵地ロッキーズ戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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今季は残り1試合

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、5打数2安打1四球1盗塁で13-2の大勝に貢献した。打率は.310に上昇。最終戦での逆転3冠王へ望みを繋いだ。この日、大谷はMLB史上3度目となる事例を作ったが、うち2度は今年の大谷という驚くべき躍動ぶりだ。

 大谷は前日のロッキーズ戦で54号3ランをかっ飛ばし、9月のホームラン数が10本に。さらにこの日、今季58個目となる盗塁もマーク。これは今月15個目だった。

 MLB公式のサラ・ラングス記者のXによると、月間に10本塁打以上と15盗塁以上をマークしたのは2004年8月のカルロス・ベルトラン(10本塁打、16盗塁)しかいなかった。しかし大谷は今月これを達成。さらに、今年8月にも12本塁打、15盗塁をマークしており、2か月連続となった。

 MLB史上3度の事例のうち、2度が大谷という躍動ぶりとなった。9月は月間打率.398、10本塁打、32打点、15盗塁。OPS1.252の大暴れだ。直近9試合では、打率.667と絶好調。リーグダントツの54本塁打、130打点の2冠はほぼ確実としており、最終戦に3冠王の可能性も残している。

(THE ANSWER編集部)