大谷翔平 61度目のマルチ安打達成でドジャース快勝!「三冠王」へ トップとの差を4厘差に縮める

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大谷翔平 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

<2024年9月28日(土)(日本時間29日)MLB コロラド・ロッキーズ 対 ロサンゼルス・ドジャース @クアーズ・フィールド>

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シーズン終盤に迫ってきたメジャーリーグ。ナショナル・リーグ西地区優勝を飾ったドジャースは同地区最下位のロッキーズと対戦。

メジャー史上初となる「55-55」達成、そして逆転による打撃タイトル三冠達成が掛かる大谷翔平(30)も「1番・DH」で先発出場。5打数2安打1盗塁という活躍を見せて、ドジャースは13-2で快勝した。

地区優勝を決め、最後の3連戦となったこのカード。

前日の試合で54号本塁打を放ち、前人未到の「55-55」達成が注目されている大谷はプレーボール直後からロッキーズ先発のセンザテラ(29)が投じた136キロのスライダーを完璧に捕らえ、ライトのフェンス直撃となる安打を放った。

2回に回ってきた第2打席では抜ければセンター前への安打となるはずだった強烈な打球を放ったが、これはロッキーズの内野シフトに阻まれてショートゴロに。5回の第3打席は四球を選んだ。

そして迎えた6回、この回の先頭打者として打席に入った大谷はクリスウェル(25)からフルカウントまで粘り、6球目にクリスウェルが投じた153キロのストレートを叩くと、打球はライト前への安打に。

これで4試合連続さらに自己最多となるシーズン61度目のマルチ安打を達成。この直後に二塁へと盗塁を決めて、今季58盗塁とした。

その後、7回に回ってきた第5打席はチビリ(22)の4球目を打つも、惜しくもライトライナーに打ち取られてアウト。

9回表の第6打席はセカンドゴロに倒れてしまい、この日は5打数2安打。打率は.310となった。

試合は先発の山本由伸(26)が先制点を奪われるも、2回表にキケ・ヘルナンデス(33)が逆転の3ラン本塁打を放って試合をひっくり返す。

3回、4回にも追加点を奪い、6回表には4番のテオスカー・ヘルナンデス(31)がダメ押しの3ラン本塁打。

8回にはスミス(29)、9回にはテーラー(34)、ラックス(26)、マンシー(33)らのタイムリーが飛び出して試合を決めた。

投げては山本が5回までに71球を投げて、6奪三振2失点の粘投を見せてロッキーズ打線を封じると、その後はウロブレスキ(24)らのリリーフ陣が奮闘して無失点で切り抜けてゲームセット。

シーズン最終戦に向けてドジャースが勢いに乗る連勝を飾り、山本は復帰4試合目で今季7勝目を挙げた。

この試合で打率を.310に上昇させ、現在打率トップのアラエス(27)の.314にあと4厘差と迫った大谷。

あと1試合で逆転し、打撃タイトル三冠達成となるのだろうか。明日の最終戦からも目が離せなくなりそうだ。