オリックス・小田裕也

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 オリックスが24日の本拠地最終戦(対西武)でT―岡田外野手(36)、安達了一内野手(36)の引退試合を開催した。比嘉幹貴投手(41)、小田裕也外野手(34)も含め、21年からの3連覇に貢献した4選手が今季限りでユニホームを脱ぐことを決断。スポーツ報知では4選手が選んだ「思い出の試合」を紹介。また苦楽を共にした平野佳寿投手(40)が4人との絆を熱く語った。

 プロ初打席がバントで、今思えば、僕の野球人生らしいなと思います。2打席目にすぐヒットが出て、その後に鈴木大地のライトフライをキャッチ。大地は東洋大の同級生でもあるし「プロ野球の世界に来たんだな…」と実感しました。

 レギュラーを目指していました。でも18年のキャンプ前、佐竹(学)コーチと話す機会がありました。「お前の武器は何だ?」と言われました。プロ野球は9人、10人だけじゃない。サポートする選手がいて、成り立っている。大事なことを教わりました。守備、走塁を磨いて、1軍の試合に出たい。そこから僕の気持ちが変わりました。

 多く守ってきたライトのポジションは特別でした。活躍した時、勝った時は、他の誰よりも右翼席からの声援や歓声を感じることができました。ファンの人を喜ばせたい、認められたい。その気持ちが、僕のモチベーションでした。最高の指導者、仲間にも恵まれ、オリックスは最高のチームでした。

 ◆15年8月5日(QVC)

オリックス

000 000 000−0

000 000 001X−1

ロッテ

(オ)東明、●佐藤達―山崎勝、伊藤

(ロ)イ・デウン、H益田、H大谷、〇西野―田村

 【VTR】東明とイ・デウンの白熱の投手戦で0―0で9回へ。9回裏、2番手・佐藤達がロッテ・鈴木に右翼への三塁打を浴びると、続く伊志嶺への初球を伊藤が捕逸してサヨナラ負け。2番・右翼でプロ初出場した小田は3回に右前安打を放ち3打数1安打だった。