「私は職を辞すべきではない」斎藤元彦兵庫県知事が心境吐露 不信任決議後の“初登庁”…迫られる選択肢は「だいぶ固まってきた」

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パワハラ疑惑などをめぐり、兵庫県議会で19日に議員86人の全会一致で不信任決議が可決された斎藤元彦知事(46)が24日、決断に向けた心境を明かした。

斎藤元彦知事「私は職を辞すべきではないという思い」

斎藤元彦知事は24日午前10時頃、不信任決議可決後初めて登庁し、記者らを前に心境を語った。

兵庫県斎藤元彦知事:
世間的には、もしかしたらメンタルがすごく強いって言われてるかもしれないですけど、“鋼のメンタル”って言われている面もあるみたいですけど、自分自身は本当に今朝もやっぱり苦しい胸の内もあったりとか、まあ、正直言うとずっと苦しかったですけどね。やっぱり、いろんなご批判、そして議会との状況があって、私自身は多分、淡々とやっているように見えたかもしれないですけど、例えば、朝起きた時はすごく(胸が)しんどい時もありました。

兵庫県斎藤元彦知事:
ふとやっぱ苦しい状況になることもありました。だけど、やっぱり県政をしっかり改革して、前に進めるためには、私は職を辞すべきではない、という思いで、本当にあのいろんな方から、副知事もそうですけど、「辞職をすべきだ」と言われてましたけど、それでも、やっぱり苦しかったんですけど、やっぱり4年間の任期を全うしたいという、思いでやってきました。

斎藤元彦知事「胸がくーっと苦しい」

辞職か失職、または議会の解散か、迫られる選択については、こう述べた。

兵庫県斎藤元彦知事:
そこも含めて最終的にどのようにするかというのを、これは本当に大変厳しい判断ですので、いろいろ、こう揺れ動きながら、自分としても本当にこう胸がくーっと苦しいところにもなりながら、今考えているというところです。

兵庫県斎藤元彦知事:
どういう選択肢をするかというのは、ほぼだいぶ固まってはきましたけど、やっぱり改革をしっかり進めていきたいと思いは、今も明確に持っていますから、そんな中で自分としてどういう判断をしていくかというのをしっかり見定めていきたいと考えています。

地方自治法に基づき、不信任決議から10日以内の9月29日までに議会を解散しなければ、自動失職する斎藤知事。

記者団の取材に対しては、今週中に記者会見を行い、自身の判断について明らかにする意向を示した。また関係者によると、県議会は25日に再開予定だった本会議を休会することを決定した。
(「イット!」 9月24日放送より)