7回、1点を先制され降板となり、ベンチへ引き揚げる高橋(29)=撮影・立川洋一郎

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 「阪神0−1巨人」(23日、甲子園球場)

 2位の阪神は首位・巨人との天王山2戦目を落とし、ゲーム差は「2」に開いた。前日は「1−0」で勝利したが、同スコアで痛恨の敗戦を喫した。

 先発・高橋は初回、二回は三者凡退と上々の立ち上がり。三回は2死二塁と得点圏に走者を背負うも、1番・丸を空振り三振に切ってピンチを脱した。ただ、七回先頭・吉川に中前打、岡本和に左前打を浴びて無死一、三塁。代打・坂本の右前適時打で先制を許し、6回0/3を5安打1失点で降板。左肘の手術などからの1軍復帰後、4戦4勝を誇った左腕が今季初黒星を喫した。

 打線は巨人の先発・グリフィンを相手に苦戦した。初回、先頭・近本の中前打から2死一、三塁を作るも、佐藤輝が空振り三振。三回も2死三塁で佐藤輝が空振り三振とことごとくチャンスでバットが空を切った。走者を出しながらも要所でスライダー系の変化球に苦戦し、5回4安打無得点に抑え込まれた。

 六回は2番手・ケラーから先頭・大山が左中間への二塁打を放つも後続が凡退。1点を追う七回も三者凡退に抑え込まれて反撃に転ずることはできなかった。

 今季の伝統の一戦は12勝12敗1分けで終了。巨人はマジックを2つ減らし、「4」とした。