ジャネット・ジャクソン

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 米歌手ジャネット・ジャクソンが21日、英紙ガーディアンのインタビューに「カマラ・ハリスは黒人ではない」と発言したことで、マネジャーを名乗る人物が謝罪文を出した。しかし、米メディアのデーリー・ビーストが22日、報じたところによると、その謝罪はジャネットに無許可でマネジャーが発表したものだという。一方。米誌ピープルによると、マネジャーを名乗る人物はジャネットと一切関係がないという。

 ジャネットがガーディアン紙に「カマラ・ハリスは黒人じゃない。私が聞いたのは、彼女はインド人だってこと」「彼女の父親は白人です」と間違った発言をした。

 カマラ・ハリス副大統領はジャマイカ人の父親、インド人の母親を持つ。

 そのためジャネットは「ジャネットは、カマラ・ハリス副大統領の人種的アイデンティティーに関する発言が誤った情報に基づいていたことを認識しています。ジャネットは、ハリス氏の黒人とインド人という二重のルーツを尊重し、混乱を招いたことについて謝罪しています」と謝罪文を出した。

 しかし、デーリー・ビーストは「謝罪文は、ジャネットのマネジャーのモー・エルマスリ氏がジャネットに許可なく出したものだった。エルマスリ氏はデーリー・ビーストに電子メールで『ガーディアン紙での偏った発言の後、ジャネットと彼女の兄ランディ・ジャクソンは意見の不一致を理由に私を解雇した』と応じた」と報じた。

 一方、ピープルは「ジャネットの代理人の説明によると、彼女のマネジャーを名乗るモー・エルマスリ氏はジャネットのマネジャーではなく、彼女の陣営とも一切関係がない。ジャネットのマネジャーはランディだという」と伝えた。

 混乱しているが、ジャネットとランディはガーディアンでの発言およびエルマスリ氏のことについて何もコメントしていない。9月15日に兄のティト・ジャクソンさんが亡くなり、誰とも連絡を取っていないという。