53号本塁打を放った大谷翔平

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○ ドジャース 6x−5 ロッキーズ ●

<現地時間9月22日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースが同地区最下位ロッキーズとの3連戦に勝ち越し。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、53号本塁打を含む4安打の活躍。先発した山本由伸投手(26)は3回4失点で勝敗付かなかった。

 山本は初回、一死から連打と四球で満塁のピンチを背負うと、5番ロジャーズに先制2点適時打を浴びるなど3失点。2回表こそ無失点とするも、3回表に一死から5番ロジャーズに二塁打を許すと、7番ジョーンズの適時打で4失点目。この回限りでマウンドを降りた。

 先制を許したドジャース打線は初回に無死一、二塁、3回表には一死満塁と好機を作るも、フレディ・フリーマンが2打席連続で併殺打に倒れて得点ならず。それでも4回表にテオスカー・ヘルナンデスの31号ソロで反撃すると、7回裏にはキケ・ヘルナンデスの11号2ラン、フリーマンの適時打で1点差に詰め寄った。

 そして4対5で迎えた9回表、先頭打者の大谷が起死回生の53号ソロを右中間スタンドへ。前日の試合でキャリア初セーブを献上した右腕ハルボーセンからの同点アーチを放つと、2番ムーキー・ベッツが2者連発の19号サヨナラ弾。一発攻勢で劇的な逆転勝利を収めた。

 同日の試合で地区2位パドレスも勝利したため、地区優勝マジック再点灯はならず。ともに今季6試合を残し、その差は3ゲーム。中1日を開けて日本時間25日から本拠地ドジャー・スタジアムで直接対決3連戦を戦う。

 この試合の大谷は5打数4安打、1本塁打、1打点、2盗塁の活躍。今季成績を打率.301、53本塁打、123打点、55盗塁に向上させた。また、復帰3戦目の山本は3回79球を投げて5安打、3四球、4奪三振、4失点という投球。今季成績は6勝2敗、防御率2.96となっている。