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 ◇ナ・リーグ ドジャース−ロッキーズ(2024年9月22日 ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が22日(日本時間23日)、本拠でのロッキーズ戦に先発。初回から3失点する苦しい立ち上がりとなった。

 立ち上がり、2安打1四球で1死満塁のピンチを招くと、5番のB・ロジャーズに二塁強襲の適時内野安打を許し、2点を先制された。さらに、続くヒリアードとの対戦では2ボール1ストライクから、「ピッチクロック」違反でボールが宣告される場面も。結果的にヒリアードを四球で歩かせ再び1死満塁にすると、N・ジョーンズの一ゴロの間に3点目を失った。

 右肩故障から復帰後、2度目の先発となった前回16日(同17日)のブレーブス戦は4回4安打無失点。75球の球数制限の中で72球でまとめた。

 ただ、チームは前日21日(同22日)のロッキーズ戦に敗れ、地区優勝マジックが消滅。デーブ・ロバーツ監督は「今日の試合は山本が投げる。山本は90球以内で6回を投げてくれれば」と期待しつつも「(日本時代に)彼は大きな試合で投げた経験があるが、まだ復帰して間もないのでポストシーズンに向けてこれからあらゆるストレスに耐えうるための基礎を築かなければならない」とあくまでも右腕の完全復活への道筋を優先する考えを強調した。