4回に2号ソロを放ち生還する井坪

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 「ウエスタン、広島1−5阪神」(21日、由宇球場)

 阪神は打線がつながり今季最後の由宇球場を勝利で締めくくった。

 先発の茨木は7回1失点と好投。五回は2死から田村に本塁打を許して1失点としたが、この回以外は三塁を踏ませることなく試合を作った。八回以降は川原と佐藤蓮が無失点リレーでつないだ。

 打線は二回2死、山田の右前打から4連打で2得点。さらに四回には井坪が今季2号のソロを放ち追加点を挙げた。七回は遠藤が執念のヘッドスライディングを見せ、内野安打で出塁。四球や安打でつないで2得点とした。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 −先発の茨木は前回に続いて四死球が0で立ち上がりから良かった。

 「そうだね。五回にちょっとばてたというか、五回以降が140キロ出なくなったけど。今日そんなにいいとは思わなかったけど、それでもゲームは作れるようになってるんで。それもやっぱりフォアボールがないっていうのが非常に大きい。この間の試合もなかった、完投してね。それぐらいちょっとね、安定感っていうのが出てきてるんでね。それは続けていく中で、あとはやっぱり茨木の持ち味のストレートをもっともっと磨いて、その上でこの2戦ぐらいの制球ができれば非常にいい形に近づいていくと思うんでね。そこらへんのところ、もう一回登板あると思うんで、ちょっと頭に入れながら練習からやってほしい」

 −打線も安打だけではなくつながった。

 「昨日もそうだしね。つながりという点では、非常にいい流れができて。その中で進めたり、今日は打つだけじゃなくて高寺の2盗塁もね、非常にタイムの速いピッチャーだったけどそれをかいくぐって走れてるんで、そこら辺は自信にしていいと思うね」

 −井坪は今季2号。後半戦に状態が上がってこなかった中でいいきっかけに。

 「というかね、集中するとこれぐらいのバッティングができる選手なんだけど、どうしても気持ちにムラがあるからちょっと打てない時に全部をダメにしてしまうというか。あいつの場合は技術とかスタミナとかいうよりも、気持ちの持っていき方。そこに課題がある選手なんで、それを続けたらもう本当にいい選手になっていくと思うんでね。そこらへんのところを自分もしっかりと課題意識を持って、もうほんと練習から試合から、全ての野球に取り組む姿勢をしっかりと求めながら無駄のないようにやっていってほしいね」

 −明日の先発は。

 「津田」