ツアー初日を迎えた新浜レオン

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 歌手の新浜レオンが21日、千葉・成田国際文化会館で初のコンサートツアーの初日を迎えた。

 地元・千葉からの初ツアースタートに心が躍った。1100人が緑のペンライトを揺らす中、新浜は「心からありがとうございます。皆さんの前で、コンサートという形が一番の楽しみ。地元・千葉で初日を迎えられるのはうれしい。成田はデビューイベントをやったりした思い出の地。これ以上にないスタート」と感謝して喜んだ。

 ライブには、新浜が「本当に来るのかは分からなかった」と心配していた、最新シングル「全てあげよう」(作詞・作曲、所ジョージ)をプロデュースする「とんねるず」の木梨憲武が飛び入り参加。昨年12月に木梨がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「土曜朝6時 木梨の会。」に新浜がゲスト出演したことがきっかけで実現した異例のコラボを、ファンの前でお披露目した。

 真っ赤な衣装で登壇した木梨は「ゴルフしてそのまま来る予定だったけど、ゴルフは中止して1回寝てから来たよ!」と笑わせた。「レオンの宿命は、紅白に出ること。この曲で頑張ってよ! みんなも何枚も買ってよ! もしも紅白の出場者名簿にレオンの名前がなかったら、来年も別の曲を作る!」と激励し、新浜と「全てあげよう」をデュエットした。

 最高の楽曲を提供してもらったからこそ、目標は大きい。新浜は、千葉出身で高校まで野球部に所属。捕手として甲子園を目指していた。歌手としての“甲子園”をNHK紅白歌合戦と改めて宣言し「必ず今年、この曲で甲子園を決めたい。口先だけの男と呼ばれたくない」と語った。また、球児としてドジャースの大谷翔平投手がメジャー史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成したことに刺激を受けたようで、「大谷選手は軽々と想像を超える。僕も見習って、皆さんの想像できないステージに立ちたい。歌手として50本塁打を紅白出場とするならば、50盗塁は現役(球児)時代に負けた会場である千葉マリンスタジアムでのライブ。僕と年が近い選手が世界で戦っている。僕も負けていられない」と闘志を燃やした。