フリップトークで実母への感謝を話す吉沢亮

写真拡大

俳優吉沢亮(30)が21日、都内で、主演映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督)公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は作家でエッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセー「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」が原作。耳がきこえない母ときこえる息子が織りなす物語を繊細なタッチで描いている。吉沢は息子五十嵐大を演じている。

フリップトークで「ありがとう」と書いた吉沢は、母親役を演じた忍足亜希子(54)と一致。「すごいですね。さすが親子ですね」と感動した。「僕はもうおかあちゃんにありがとうですね」とし、「なかなかありがとうと言えないので、こういう場を借りてかあちゃんにありがとうと言いたいです」と実の母親への感謝を述べた。「うちは男4人で、かあちゃんは苦労して育ててくれたので」と語った。

舞台あいさつにも「結構来てくれる」と明かしたが、「マネジャーと連絡を取っていて僕には内緒なので、今日来ているかは分からない。来ているかもしれないし、来ていないかもしれない」とほほ笑んだ。

この日、忍足、今井彰人(33)烏丸せつこ(69)でんでん(74)呉監督(47)も登壇。今井は「吉沢さんより3歳年上なだけの父親役でした」と手話で明かし、「どのように演じればいいのか」と戸惑ったことを明かした。吉沢は「全然年上だと思っていた」とし、「さっき初めて知った衝撃の事実でした」と笑った。