8勝目を手にし笑顔の巨人・井上温大投手(写真:時事)

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◇プロ野球セ・リーグ 巨人8-2広島(20日、マツダスタジアム)

巨人は投打かみ合い広島に快勝。井上温大投手は5回1失点の投球で8勝目を手にし、阿部慎之助監督も「プレッシャーかかる試合で、試合をつくってくれたので、ナイスピッチングだったと思います」とたたえました。

「目の前の試合に勝つことを考えていました」と振り返る左腕は、左打者4人を上位打線におく広島に対して、初回は3者凡退の立ち上がり。2回は先頭の坂倉将吾選手にヒットを浴びますが、けん制球でアウトにするなど、得点を与えません。

3回に打線が岡本和真選手の26号2ランなどで4点を先制。援護を受けた左腕は、4回に3連打で1点を返され、なおもノーアウト1、2塁としますが、ここから2者連続三振。不運な内野安打で2アウト満塁としましたが、最後は末包昇大選手を低めのスライダーで空振り三振。「最少失点でなんとかしのごうと思っていたので1点で抑えることができてよかった」と振り返りました。

5回1失点、毎回の8奪三振の好投。お立ち台では「大城卓三さんが強気にリードしてくれた。自分も信じて投げ込みました」と感謝を込め、大事な登板でつかんだ8勝目には「最高です」と笑みがこぼれました。

また阿部監督は「上出来だったと思います。プレッシャーかかる試合で、試合をつくってくれたのでナイスピッチングだったと思います」とその投球をたたえました。