【スターダム】中野たむが９・２８ヤクルト―阪神で始球式 練習では「ノーバンでいけました」
女子プロレス「スターダム」は２０日、ワールド王者の中野たむが２８日に神宮球場で行われるヤクルト―阪神で始球式を務めると発表した。
当初は８月１６日のヤクルト―広島で行う予定だったが、台風７号の接近に伴い試合が中止となっていた。仕切り直しでマウンドに立つ中野は取材に応じ「今度こそ台風来ないでくれと思ってます」としつつ「練習はめっちゃしてます。８月の１回目が決まったとき、１か月以上前から投げ込んでいました。私、結構才能があるんですよ。１発目のキャッチボールでピッチャーとキャッチャーの距離（１８メートル）をノーバンでいけました」と胸を張った。
試合前の会場で野球経験のある岡田太郎社長にキャッチボールの相手をしてもらい、肩をつくってきたという。ひそかにトルネード投法をマスターしたといううわさもあるが、誰も見たことがないのでにわかに信じがたい。
とにかく自信をみなぎらせる中野は「やっと岩谷麻優に勝てるものを見つけました。たむはノーバンで、１６０キロ出します！」。５月６日のＤｅＮＡ―ヤクルト（横浜スタジアム）で始球式を務めたものの、打者役の後方を通過するワンバウンドとなったＩＷＧＰ女子王者・岩谷にやたら対抗心を燃やした。
くしくもこの日の野球界は、史上初の「５１本塁打―５１盗塁」を達成したドジャース・大谷翔平投手の話題でもちきりで、中野もすっかり刺激を受けた様子。「世界一の大谷翔平さんですね。中野たむが、プロレス界の大谷翔平になります！」と宣言すると、東北巡業中のオフを利用して投球練習に向かった。
