今朝丸裕喜(報徳学園)/(C)日刊ゲンダイ

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 日本は準優勝で幕を閉じたU18アジア杯。9日に帰国会見を行った18人のメンバーの進路も徐々に明らかになってきた。

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 プロ組は最大5人。台湾との決勝戦に先発したセンバツ準V投手の今朝丸裕喜(報徳学園)、台湾とのスーパーラウンドに先発した藤田琉生(東海大相模)、4番を任された遊撃手の石塚裕惺(花咲徳栄)、センバツV捕手の箱山遥人(健大高崎)、本職は遊撃で今大会は一塁を守った宇野真仁朗(早実)もプロ入りに傾きつつあるという。

「今朝丸、藤田はポテンシャルの高さからドラフト1位が有力。石塚も高校屈指の遊撃手で1位指名もあるでしょう。宇野は右肘に故障を抱えていたとの話もありますが、U18では一塁を守っていましたし、そもそも遊撃手としての評価が高い。早大への内部進学を蹴ってプロ入りすれば、1位まであるとみています。箱山は高校屈指の捕手で、プロも捕手難に喘いでいますが、昨年のドラフトでオリックスが4位指名した高卒捕手の堀柊那(報徳学園)のように、捕手以外のポジションもこなせるタイプではない。3位までに指名されれば御の字ではないか」(在阪球団スカウト)

 残りの13人は大学、社会人が濃厚という。

 強豪・大阪桐蔭から選出された外野手の徳丸快晴は早大、境亮陽は法大への進学が有力視されている。

「同期の右腕・平嶋と、夏の甲子園で1番を打った吉田はともに明大に行くそうで、主力の多くは東京六大学に内定している。大阪桐蔭の進路の手厚さは、他校の追随を許しません」(同)

 ちなみに、日本代表で屈指の頭脳派といわれたのが、主将の間木歩(報徳学園)。今朝丸との投手二枚看板を形成した右腕は、報徳学園の特進コースに在籍。アタマの良さを生かして、超難関の慶大、筑波大を目指しているそうだ。

 今年の面々も、歴代のメンバーに負けず劣らずのエリート集団だった。

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 高校野球と言えば、熱中症対策として「7回制」の導入が検討されている。これに対し、現場からはどんな声が上がっているのか。今夏の甲子園出場監督5人を直撃すると「意外な反応」も返ってきた。いったいどんな言葉が飛び出したのか。

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