リバプール22歳の評価が急上昇 遠藤航はやはりポジション獲りに苦戦か「スロットが求めるものではない」
監督交代によって遠藤の立場は悪化。巻き返しに期待したい(C)Getty Images
リバプールの遠藤航は現地時間9月1日(日本時間2日)のプレミアリーグ第3節マンチェスター・ユナイテッド戦、チームが3-0で勝利したこの日も、最後までベンチで戦況を見守ることとなった。
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今季の公式戦の出場は第2節ブレントフォード戦の試合終了間際での数分のみと、まだ満足に出場機会を得られずにいる遠藤。やはり、昨シーズンの前半同様、リーグ戦以外で与えられるチャンスを生かしながら、アピールを続けていく必要があることは間違いないだろう。
一方、今季リバプールの中盤でレギュラーとして起用されているのがライアン・フラーフェンベルクだ。遠藤と同じく、昨年夏に加入したオランダ人プレーヤーは今季、開幕から3試合すべてでスタメンに名を連ねており、3連勝に貢献している。そしてシーズン序盤ながらも、新たに守備的MFのポジションを任されている22歳の評価は極めて高いようだ。
クラブの情報を発信する『Liverpool World』では、クラブが中盤の補強に動いた夏の移籍市場での動きを踏まえ、「リバプールファンの間で新しい6番を求める声は収まってきており、マルティン・スビメンディの名前は忘れられつつある」とここまでのフラーフェンベルクの貢献度を強調している。
さらに、加入1年目を振り返り、「彼は38試合に出場したものの、プレミアリーグでは12試合しか先発していない」としながらも、「しかし、2024-25シーズンが始まってからの3試合では、彼は常に出場している。特に、マンチェスター・ユナイテッドに3-0で勝利した試合では、彼はこれまでで最も印象的なパフォーマンスをみせ、リバプールのエンジンルームを支配し続けた」などと称賛の言葉を並べた。また、マンU戦でのフラーフェンベルクへの評価として他にも、「前線ではダイナミズムと推進力を見せた」と攻撃面での動きもフォーカスしている。
また同メディアは、現在の遠藤の立場にも言及しており、「エンドウはアルネ・スロットのスタイルに合ったNo.6ではない」と主張。さらに、「オランダ人監督はミッドフィールドのコントロールを重視するが、エンドウは相手の攻撃を止めることが主な役割だ。彼は2023-24シーズン、シュトゥットガルトから驚きの移籍を果たし、アンフィールドで良いスタートを切ったが、彼のプレースタイルはスロットが日常的に求めるものではない」などと見通している。
現地メディアの見解からもフラフェンベルクと遠藤のプレースタイルはもちろん、チーム内における役割も大きく異なるようだ。今後、カップ戦も並行して戦っていく中で両者の位置付けは、さらに明確になっていくことになるのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]