セレシオンの猛追を振り切るシンリョクカ（右）

写真拡大

　「新潟記念・Ｇ３」（１日、新潟）

　サマー２０００シリーズ最終戦を制したのは、８番人気のシンリョクカだった。２着には３番人気のセレシオン、３着には１番人気のキングズパレスが入った。桜花賞とオークスで３着だったライトバックは放馬のため競走除外となった。

　１番人気に支持されていたライトバックが、レース直前に暴走。鞍上の坂井が危険を感じて飛び降り、ラチを突き破って観客の前を激走した。人気馬の除外で異様な雰囲気となったなか、ゲートが開くと、アリスヴェリテが飛び出してレースを引っ張った。

　淡々とした流れのまま最後の直線を迎えると、好位にいたシンリョクカが先頭に躍り出る。後方からセレシオンの猛追を受けたが、鼻差しのぎ切り、重賞初勝利を挙げた。勝利に導いた１１年目の木幡初、管理する竹内調教師ともに重賞初勝利。