ウェストハム、市場最終日にPSGからソレール加入! ウォード・プラウズら3名がレンタルで退団

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 ウェストハムは30日、パリ・サンジェルマン(PSG)からスペイン人MFカルロス・ソレールがレンタル移籍加入することを発表した。

 クラブ側の発表によると、レンタル移籍期間は2024−25シーズン終了時にあたる2025年6月30日まで。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約には買い取りオプションも付随しているという。

 レンタル移籍加入に際し、ソレールはクラブを通してコメントを発表。ウェストハムでプレーすることが決まっての率直な心境を明かした。

「ウェストハムの選手としてここに来ることができて、本当にワクワクしている。プレミアリーグでプレーすることは僕の夢だったし、中心のロンドンで、ウェストハムのようなクラブでプレーできるなんて、正直に言って信じられない気持ちだ」

「親友のパブロ・フォルナルスのようにクラブを知る何人かから、ここのファン・サポーターに関して非常にポジティブなことを聞いた。そんな雰囲気のなかでピッチに立ち、ファンの応援を感じるのが待ちきれないよ。新たなチームメイトに会い、世界最高のリーグで、このクラブのために全力を尽くすことが楽しみだ」

 ソレールは1997年1月2日生まれの現在27歳。バレンシアのカンテラ(育成組織)出身で、2016年12月にトップチームデビューを飾った。以降は攻撃的なポジションを複数こなす万能のMFとして重宝され、バレンシアでは公式戦通算226試合出場36ゴール31アシストを記録。2022年夏にはPSGへの完全移籍加入を果たした。

 PSGでの1年目は主力級の1人として一定の出場機会を得ていたものの、2年目に突入すると出場機会が減少。在籍した2シーズンで公式戦通算63試合出場8ゴール8アシストを記録したものの、フランスの地では思い描いていた通りの活躍はできなかった。

 また、ソレールは各年代別のスペイン代表にも名を連ねており、2021年9月にはA代表デビューを飾った。これまでに国際Aマッチ通算14試合出場4ゴールを記録。FIFAワールドカップカタール2022でも2試合に出場したが、同大会を最後に“ラ・ロハ”から遠ざかっている。

 今夏の移籍市場において、ウェストハムは積極的な補強を見せている。ベティスを退団したアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスをフリートランスファーで迎え入れたほか、ドルトムントからドイツ代表FWニクラス・フュルクルク、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド人DFアーロン・ワン・ビサカを完全移籍で獲得。そのほかにも各ポジションで補強を実施し、ソレールは今夏10人目の新加入選手としてクラブに迎え入れられた。

 なお、ウェストハムはデッドラインデーにて3選手の退団も発表。イングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズがノッティンガム・フォレストへ、モロッコ代表DFナイフ・アゲルドがレアル・ソシエダへ、コートジボワール代表FWマクスウェル・コルネがサウサンプトンへ、いずれもレンタル移籍することを明かした。


【動画】ウェストハムがソレール加入を発表!