●「批判の声はあんまりなくて、大丈夫です」

日本テレビ系大型特番『24時間テレビ47』(8月31日〜9月1日)のチャリティーマラソンランナーを務めるやす子がこのほど、取材に応じ、今回の挑戦に対する反響や練習の様子などを語った。

『24時間テレビ47』チャリティーマラソンランナーのやす子

○他局でも楽屋弁当がバナナに「ありがたいです」

ランナー発表から1か月が経ったが、反響について聞いてみると、「いろんな方からたくさんご連絡を頂きましたし、他局さんでも楽屋弁当がバナナに代わったりして、ありがたいです(笑)」というやす子。

プレッシャーもあったというが、都内で練習をしていると、「車の中から大きな声で応援してくださったりとか、わざわざ立ち止まってお子さんとお母様が“頑張ってね”って言ってくださるんです。“応援してくれてるんだ!”というのが分かってすごくうれしくて、頑張れています」と力になっているそうで、発表後のほうが「プレッシャーもなく頑張れています」と心境を語る。

今回のチャリティーマラソンは、「全国の児童養護施設に募金マラソン」と題して実施。様々な事情で保護者と暮らすことができなくなってしまった子どもたちを支援する児童養護施設に、高校時代お世話になっていた時期があるというやす子の発案で、『24時間テレビ』全体の募金と切り分け、その全額が全国600カ所以上の児童養護施設のために役立てられる“目的別募金”となる。

それだけに、児童養護施設の先生からSNSを通して、「施設出身であることがなかなか言えなかった子どもたちが、これでみんなの家庭と同じように話しやすい環境になったらいいと思います」というメッセージもあったそうで、「すごくうれしいですね」と声を弾ませる。さらに、「実際に自分がお世話になった施設の子たちからも連絡がありました」と明かした。

この企画の発表の際、「好きなだけ偽善って言ってもらって大丈夫ですね。むしろ批判されることも注目されることなので、そこすらも活用させていただいて、自分の思いと養護施設のことをしっかり伝えていきたいと思っています」と決意を語っていたが、実際には「批判の声はあんまりなくて、大丈夫です。はい(笑)」とのことだ。

●「健康的にケガなく練習できています」

自衛官時代、厳しい訓練をこなしてきたやす子。「行軍訓練と言って20kg近い荷物を背負って、革靴で長袖長ズボンで、銃も持って、真夏に山を40kmくらい登る訓練があるんです。それを今もたまに予備自(衛官)でするんですけど、その訓練がどんな運動よりもキツいなと思いますね。はい」という。だが、この訓練のつらさを「100」としたときに、今回のチャリティーマラソンは「120」だといい、ハードな挑戦になることを予感しているようだ。

それに向けた練習メニューは「2分走って3分歩く」からスタートし、徐々に走る比率を伸ばしていき、暑さに耐えられるように様々な時間帯で実施。現時点で本番の走行距離は未定だが、「何km走るか分からないからこそ気を抜けないので、1回1回の練習を頑張れている気がしますね」と前向きに捉えた。

X(Twitter)では、タンパク質の摂取を意識した食事を投稿しているが、「いいところしか上げてなくて、本当はラーメンとかいっぱい食べてるんですよ。昨日も家系ラーメン食べました(笑)」と告白。

その真意は、「最初はひざに負担がくるかなと思ってタンパク質を多く食べて、鶏肉のスープとかを(Xに)上げていたんです。でも、今はどこも故障がなくて、“体力がなくならないようにいっぱい食べていいよ”と言われているので、バランスの良い食事を心がけています」と明かす。

また、「走ってる間に公園の水道の蛇口を見つけたら全身に水を浴びたり、5分に1回は必ず水分を摂りながらやっているので、今まで練習中に一度も熱中症にもなってなくて、体もどこも故障してなくて、健康的にケガなく練習できています」と、順調にトレーニングを積んでいることをアピールした。

今回は、やす子の思いに賛同する市民ランナーを募集。スタートから3〜5km程度を一緒に走る予定で、「ちょっとでもチャリティーに参加したいとか、思い出を作りたいとか、何か自分の意志を持って応募されている皆さんがいらっしゃるので、その方たちの思い出作りや、ちょっとでも募金の数を増やすのが目的です。この姿をテレビで見るとすごい迫力になると思うので、これだけたくさんの人が善意を持って、『24時間テレビ』を盛り上げようとしてるんだなあっていうのが伝わったらいいなと思います」と願った。