NETFLIXでSTARTO社のコンテンツが量産（ロイター）

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　今年に入って、NetflixからSTARTO ENTERTAINMENT（旧ジャニーズ事務所）のコンテンツが量産されている。23日には、嵐の松本潤（40）とSUPER EIGHTの大倉忠義（39）が演出した新事務所初の大型ライブ「WE ARE！ Let's get the party STARTO！！」（5月30日の京セラドーム大阪公演）の世界独占配信がスタート。90分予定のメーキング映像までたっぷりと見られる。

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　続く9月13日には、timeleszの新メンバーオーディション「timelesz project」が配信される。グループからは、2011年の結成時のメンバーだったマリウス葉（24）、中島健人（30）が脱退。創業者・ジャニー喜多川氏（19年没）の性加害問題によって、改称を迫られた複数のグループとともに、timeleszも前身のSexy Zoneから改めると同時に、菊池風磨（29）、佐藤勝利（27）、松島聡（26）の3人体制になった。これを機に、メンバー増員を決意。デビューグループが一般公募によって追加されるのは、旧ジャニ時代から数えて62年の歴史で初めてだ。

　今年上半期でNetflixは、STARTO社のタレントを網羅したといっていい。5月14日には、関西ジャニーズJr（現ジュニア）発の5人組・Aぇ! group初の単独ドキュメンタリー「BORDERLESS Aぇ! group デビューまでのキセキ」（全5話）を配信。6月4日には、連続ドキュメンタリー番組「RIDE ON TIME」シーズン6が順次配信された。

きっかけは嵐

　旧ジャニタレントの素顔や舞台裏に密着する同番組は、18年からフジテレビで放送されていたが、新シリーズからNetflixに移行。King & Prince、Travis Japan、HiHi Jets、7 MEN 侍にスポットが当てられた。それにともない、フジ時代のアーカイブもすべて公開。最年長のTOKIOから小学生のジュニアまで、全世代をカバーした。

　その6月には、King & Princeの永瀬廉（25）主演の映画「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」が配信。日本トップ10（映画部門、7月1〜7日）で1位を獲得している。

　双方の友好関係は今年下半期から来年にかけて、さらに加速するのではないかとエンタメライターの伊藤雅奈子氏は予想する。

「ネトフリの会員数を飛躍的に伸ばしたのは嵐。20年12月末の活動最後までを独占密着したドキュメンタリー『ARASHI's　Diary -Voyage-』は2年間にわたって28カ国語の字幕付きで、全世界190カ国に配信されました。外資系会社ゆえ、ジャニー氏の問題が表面化した昨年は、未成年児への性虐待に厳しい一部海外メディアから難色を示されたそう。ですが、STARTO社に改称、人事の大幅刷新、補償会社の設立などで生まれ変わろうとする姿勢が見て取れてからは、緩和状態に向かったとか。何より、海外で通用するアーティストを多数抱えていることが強みでしょう」

「WE ARE！──」の反響いかんによっては、STARTO社のステージもドキュメンタリーと双璧をなすキラーコンテンツとなる可能性大。ネトフリと旧ジャニーズの蜜月は続きそうだ。

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　STARTO ENTERTAINMENTはNetflixとの関係は順調のようだが、日本テレビとの関係は雲行きが怪しいようだ。●関連記事【もっと読む】日テレvsSTARTO社のゴタゴタで「24時間テレビ」の欺瞞が浮き彫り…出演は嵐・相葉雅紀のみ…では、STARTOと日テレのギクシャクぶりを報じている。