「中丸雄一」を切る、消す、隠す!醜聞後初オンエア「家事ヤロウ!!!」でのテレ朝の技術はかくもスゴかった

写真拡大

 KAT−TUN中丸雄一の“不倫スキャンダル”が報じられ、本人が活動休止を発表したのが、8月7日。それからはオリンピックや特番などでそもそもオンエアがなかったのだが、いよいよ“アパ密会”報道後、初の放送となったのが8月20日の「家事ヤロウ!!!」。

 番組前半は小泉孝太郎、鈴木亜美をゲストに、カズレーザー、バカリズムと共に、カインズの節約&便利グッズを紹介するものだったが、薄い緑色の半袖シャツを着た人が、肩から先だけチラチラ映る! どう考えてもそこに中丸はいるのだが、テレ朝技術担当者の丁寧な“加工”により、中丸はいなかったかのように構成されていたのだ。

 普段よりアップの多い出演者、そして何かと入ってくる3分割カット。チラチラ映る謎の手(という名の、カットしきれなかった中丸の手)など、もぉ事情がわかっている視聴者にとってはある種の“面白画像”状態。どうしても中丸がいたであろう全体カットの場合、4人の全身を切り抜いて、ややボカしたカインズの店内の画像に貼ってつけたでしょ、というシーンも。

「画像を切り張りした技術者、番組制作者にとってもラッキーだったのは、中丸は出演者の端にいることが多い、ということでしょうか。そのため、画像の左端または右端、後は上下を切れば何とかなる。どうしても中丸が中央にいた場合は、4人の画像を店内画像と合成する。もはやGoogleの消しゴムマジック状態ですね」(テレビウォッチャー)

 しかしすごいのは画像だけではない。当然そこで話していただろう、中丸の「声」も、ほぼ削除。会話が続いていたであろうというところもうまく消した上でつなぎ合わせ、中丸の存在を極力排除したロケとして1コーナーを乗り切っていた。

 しかし、意外な誤算が。「普段はカズレーザー、バカリズムが、中丸に無茶振りをする、ボケを促すなどして進行していたのが、中丸がいないことで、カズレーザーとバカリズムがしっかりキリッと番組を進行させているような印象になっていましたね。おふざけとか、ツッコミが全然ないので、今までの魅力がダウンしている。改めて、真面目そうなオドオドしたボケ担当がいることで、カズレーザーとバカリズムの良さが引き立っていた、ということが証明されたのかと」(前出・テレビウォッチャー)

 となると、中丸謹慎中に代わりになる、真面目そうな、オドオド担当は誰が?

「押しが強くなく、独身男性で家事が不得意そうな人、と考えると、個人的には、Number_iの岸優太あたりが、素朴な感じでいいかもしれないですが、彼は今バラエティはやらないと思われます。『家事ヤロウ!!!』が攻めるのであれば、アパつながりで袴田吉彦が一度ゲスト枠で来て、不倫絶対ダメ、というメッセージを出すのも面白いかもしれません」(前出・テレビウォッチャー)

 19時台、主婦やファミリー層がメインターゲットと考えると、いまだにアパ不倫の印象が強い袴田はやや起用が難しいかもしれないが、カズレーザーとバカリズムが安心してふざけられる独身男性枠は番組の構成上必要。中丸の代わりに誰かが入るのか。今後に注目したい。

(ロドリゴいしざわ)