8月7日、女子大生とのアパホテル密会を報じられた、KAT-TUNの中丸雄一。所属事務所の公式サイトを通じ、《私の軽率な行動により関係各所に多大なるご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思っております。》と謝罪した。

 とくに注目が集まっているのは、現役のトップアイドルでありながら、密会場所にアパホテルを選んだ “セコさ” だ。

「確かに、芸能人の不倫といえば、“お忍び専用” の超高級ホテルや、最低でもシティホテルですよね。ただ、ここ最近は、“密会現場” が、ビジネスホテルやラブホテルになりつつあります。

 たとえば、女優の鈴木杏樹さん、タレントの後藤真希さん、最近では秘書給与問題で窮地に陥っている自民党の広瀬めぐみ議員なども、こうしたホテルでの密会が報じられています」(芸能記者)

 ホテル関係者も、こう言って首をかしげる。

「レストランやカフェを併設しているシティホテルなら、仮に、密会相手と2人でいるところを見つかっても、食事に来ただけだと言い訳できますよね。

 また、規模の大きなホテルなら、客室専用のエレベーターもあり、宿泊客以外と鉢合わせすることもない。事情を話してくれれば、人目につかないように、入室させたり退出させたりするお世話をホテル側でおこなうこともできます。

 出費は抑えられても、出入口が少なくて、“部屋” しかないラブホやビジホを使うのは、あまりにリスキーだと思うんですよ」

 なぜ、彼らはビジネスホテルやラブホテルを選ぶのか。ホテル予約サイトの運営関係者が、こう明かす。

「外国人旅行客の急増もあって、都内のシティホテルは現在、価格が急騰しています。特にダイナミックプライシングという、残部屋数に応じて室料が自動的に変わるシステムが導入されてから、飛躍的に高額になりました。

 とくに当日の予約となると数万円の室料になることも多いです。実際、1日に数回もお客様が入れ替わるシティホテルとして業界内で知られる新宿プリンスホテルでも、週末は1泊5万円を超えるときがあります。

 予算に余裕がある有名人でも、2〜3時間の “密会” のためだけに数万円を使うのは、さすがに躊躇するのではないでしょうか」

 さらに、ラブホテルやビジホの施設が充実したことも要因だという。

「東京五輪前におこなわれたホテル業法の改正で、ラブホテルへの法的な規制がゆるくなりました。特に都内では、金融機関の融資を受けることができるようになり、ほとんどのラブホテルが改装改築されているんです。

 また、ビジホは大手建設会社、不動産会社が参入したことでシティホテルと変わらない立地・規模の施設が続々と開業しています。

 ラブホもビジホも事前登録をしておけば、チェックインや領収書の発行も自動です。シティホテルのような対面サービスがないので、お忍びで使うなら、むしろ勝手がいいんじゃないでしょうか。

 つまり、一言でラブホテルやビジネスホテルと言っても、これまでイメージしていたような “簡素な宿” ではなくなったということです」(前出・ホテル予約サイトの関係者)

 それでもバレちゃったら、仕方がないのだけど……。