補強進めるマンU、バイエルンDFマズラウィにも関心か…ワン・ビサカは売却の可能性

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 マンチェスター・ユナイテッドがバイエルン所属のモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィに関心を寄せているようだ。24日、イギリス紙『テレグラフ』やドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2023−24シーズンのプレミアリーグでは敗戦数と総失点数でクラブワースト記録を更新し、史上最低の8位に沈んだマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場での戦力強化を画策。ボローニャの躍進に大きく貢献したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを推定4250万ユーロ(約70億円)で獲得し、複数のメガクラブが関心を寄せていた18歳のフランス人DFレニー・ヨロとは2029年6月末までの5年契約を締結した。

 新たなストライカーとセンターバック(CB)を確保したマンチェスター・ユナイテッドだが、サイドバック(SB)の補強も検討している模様。今回の報道によると、かつてエリック・テン・ハフ監督がアヤックス時代に指導し、現在はバイエルンで活躍しているマズラウィに具体的な関心を寄せているようだ。ウェストハムも獲得に興味を示す同選手について、バイエルンは移籍金として少なくとも2000万ユーロ(約33億円)を要求しているという。

 現在26歳のマズラウィはアヤックスの下部組織出身で2017−18シーズン途中にトップチーム昇格を果たした。同クラブで公式戦通算137試合に出場すると、2022年夏にはバイエルンへ完全移籍で加入。右SBを主戦場にここまで公式戦通算55試合に出場し1ゴール8アシストをマークしている。また、2018年にデビューを飾ったモロッコ代表でも主力として活躍しており、FIFAワールドカップカタール2022ではベスト4進出に大きく貢献した。

 なお、マンチェスター・ユナイテッドは補強資金の捻出に向けて、マズラウィと同じく右SBを主戦場とするイングランド代表DFアーロン・ワン・ビサカを今夏に放出する可能性があるとのこと。同選手に対してはガラタサライやウェストハムが関心を寄せているようだ。