エアタグの進化版。動きを感知してアラームを鳴らせる「忘れものタグ」
どうしてもそばを離れなければいけないとき、自転車やスーツケースにはこれがいいかも。
このknog（ノグ）の「SCOUT TRAVEL」は、エアタグ同様にApple 「探す」アプリなどを使えるほか、動きを検知したアラーム音の作動など高性能。しかも、本体だけではなく荷物に取り付ける部品「ラゲッジタグ」までかなり頼もしいんです。
強力な「盗難の抑止力」になりそう
忘れものタグはエアタグ含めたくさんのメーカーから出ているなか、駐輪中の自転車や旅行中のスーツケースに使うなら、この「SCOUT TRAVEL」も結構頼もしい。
このSCOUT TRAVELはApple 「探す」アプリの利用に加えて、専用の「Knog」アプリからタグのモード変更や操作も可能。エアタグのすべての機能にプラスアルファで、盗難防止になる機能が詰まっています。
たとえば、「警戒モード」（Knogアプリもしくは本体側面のボタンで操作可能）がオンの状態で、タグが動きを感知するとアラームが作動。1度の作動でタグから約40秒間アラームが鳴り続け、スマホでも通知を受け取ることができます。この警戒モードは、Bluetooth通信範囲内のみ有効。自転車をコンビニの前にちょっと停めておく時とかに、盗難を防止することができます。音が鳴るだけとはいえ、目立ってかなり抑止力になりそうです。
さらに、タグ本体を荷物につけるケーブルはとても頑丈。切断されにくい丈夫なステンレススチールでできています。取り付けと取り外しにはセキュリティボルトが必要です。エアタグとかをつけていたのにタグだけ捨てられていたなんてこともよく聞くので、これをあえて目立つ位置につけるのも防犯にはよさそう。
いい人に拾われた時に役立つ「QRコード」
これだけ守っていても盗難されたり忘れたりした時には、本体裏面のQRコードが活躍。Knogアプリから「紛失モード」に切り替えると、このQRコードから事前に登録しておいた連絡先の表示が可能に。たとえば「この荷物を拾った方は、090〜〜に電話を」みたいな感じで。
これなら紛失モードにした時だけ連絡情報が表示されるし、移動中の個人情報も守れて安心ですね。
バッテリーは最長2カ月持つ
エアタグよりも劣っているところをあえて言うのなら、SCOUT TRAVELは充電式。とはいえ、充電は最大2カ月持ち、バッテリー残量が20％未満になるとKnogアプリに通知が届くので、知らぬ間に電池が切れていたということは起きませんね。充電はUSB-Cなので、特に困ることもなさそうです。
エアタグは約1年の電池持ちと言われていますが、ボタン電池なので、電池の入手しづらさを含めるとタグの電源問題をきちんと管理しなければいけないのはどちらも変わりなさそうです。あと、SCOUT TRAVELのアプリ対応はiOSのみでAndroidに非対応です。
このSCOUT TRAVELは、目で確認できない間の安心感をお金で買う、といった感じ。トラッキングにはApple 「探す」を利用するので、別途で月額料金が発生することもありませんよ。
Source: knog
