牛乳を温めると「膜」が張るのはどうして?【キッチン実験室】

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そのまま飲んだり、料理に使ったりと、牛乳は私たちにとって身近な食品。ところで、牛乳を温めると、上に膜が張ることがありますが、どうしてだか知っていますか?
 

膜の正体はたんぱく質!

実は、この膜は牛乳のたんぱく質。たんぱく質は熱を加えると固まる性質があるので、まわりの脂肪も包み込んで、膜を作るんです。牛乳を温める温度が高くて、時間が長いと、膜も分厚くなります。

電子レンジで実験!

耐熱のカップに牛乳130㎖を入れ、ラップをせずに電子レンジで1分50秒加熱。すると薄い膜が……。
さらに40秒加熱すると、膜が分厚くなって、全体的にしわも広がっています。

膜が張ると口当たりが悪くなるので、デザート作りの際など、牛乳を温めている途中でかき混ぜると膜ができにくくなりますよ。


牛乳を使って、電子レンジで簡単に作れるピーチミルクプリンのレシピはこちら! 

牛乳、砂糖、ゼラチン、桃の缶詰の4つの材料で手軽に作れて、さっぱりとした味とひんやり食感で暑い日のおやつにおすすめ。火を使わないので、子供でも簡単に作れますよ。


(『こどもオレンジページ No.6』より)

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