「Win Debloat Tools」は難しい設定を行わずともボタンを押すだけでWindowsから不要な機能を削除し、必要最小限の構成に変更して軽量化を実現してくれるツールです。実際に使ってどれくらい動作が改善されるのかを確かめてみました。

GitHub - LeDragoX/Win-Debloat-Tools: Re-imagining Windows like a minimal OS install, already debloated with minimal impact for most functionality.

https://github.com/LeDragoX/Win-Debloat-Tools

GitHubのページにアクセスし、「Download Latest Version」の項目にある「Main」をクリック。



zipファイルがダウンロードされるのでクリックして「すべて展開」をクリックします。



「展開」をクリック。



展開先のフォルダが自動で開くので、「OpenTerminalHere.cmd」をダブルクリックして実行します。



PowerShellが開くので「Set-ExecutionPolicy Unrestricted -Scope CurrentUser -Force; ls -Recurse *.ps*1 | Unblock-File; .\"WinDebloatTools.ps1"」とコマンドを入力。



起動が始まります。



しばらく待機すると下図の画面が開きました。まず左右のチェックボックスで有効にするオプションを選択すれば良いとのこと。何もチェックを入れなければWindowsを最小限の構成にセットアップしてくれます。



今回は最小限構成にしたいので、何もチェックを入れずに「Apply Tweaks」をクリックします。



動作の際には何の表示もなく、裏で動いているのかフリーズしているのか分からない状態が続きましたが、数分待つと「Process Completed!」と表示されました。



メーターのマークも「ゴゴゴ」とスピードアップした事をアピールしています。



下にスクロールすると「Edge」や「OneDrive」など通常であれば最初からインストールされているはずのアプリをインストールするボタンや、システムカラーをランダム化したりプリインストールされていたアプリを再インストールしたりするボタンが用意されています。



Win Debloat Toolsを閉じようとするとPCの再起動が必要だとメッセージがでました。「はい」をクリックして再起動します。



再起動後、先日ベンチマークを行ったばかりのPassMark PerformanceTestをもう一度行ってみました。Win Debloat Toolsを実行する前は3417.8だったのでボタン一つで約1割スコアが上昇したと言えそうです。



なお、問題が発生した場合は「Undo Tweaks」をクリックすることで変更した内容を元に戻すことが可能とのこと。



「Software Install」タブではドライバーや各種のアプリをまとめてインストールすることができます。例えばGoogle Chromeをインストールしたい場合、「Google Chrome」にチェックを入れて「Install Selected」をクリックすればOK。



「Settings」タブではパッケージ管理システムの「Winget(Windows Package Manager)」や「Chocolatey」をインストールしたり、毎日更新したりする設定を行えるようになっていました。