ABS秋田放送

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秋田の新たな土産や特産品を発掘する審査会「あきた食のチャンピオンシップ」の受賞商品が決まりました。

ぜいたくな気分を味わえる酒から、土産にぴったりの菓子まで、8つの商品が選ばれています。

土産や特産品の審査会、「あきた食のチャンピオンシップ」には今年、45社の59の商品がエントリーしました。

総合グランプリに輝いたのは、小玉醸造の「AKITA CRAFTGIN岑 No.65」です。

県産の香り高いクロモジとシラカバを使って蒸留した酒で、さわやかでまろやかな味わいに仕上がっています。

売り上げの一部を、山の保全活動に還元している地域貢献の面でも高く評価されました。

事前に試飲した佐竹知事も絶賛しました。

佐竹敬久 知事
「非常にさわやかだな、清涼感あってね、酒好きだからね。だからまず最初ロックで。ね、ロックで飲めるんだよ。あとはほらソーダね。水割りもいいんだな。これ非常にね、ファッショナブル」

加工品部門の金賞には、恋する鹿角カンパニーの「かづのフルーツサングリア」が選ばれました。

鹿角市産のリンゴやイチゴをドライフルーツに加工して、サングリアの素にしたものです。

恋する鹿角カンパニー 三上英樹 取締役
「大人も当然飲めますし、中に入れるものによって子どもも当然飲めるような、しかも見てきれいというところから買いたくなるっていうところを意識しました」

菓子・飲料部門の金賞には、鼎家の「秋田あんごま煎餅あんべぇ」が選ばれました。

サキホコレを使った生地にゴマを練り込み、あんこを挟んだ商品です。

独創性や親しみやすい名前が評価されました。

太田英梨花アナウンサー
「中にたっぷりあんこが入っています。ゴマの風味がすごくいいですね。せんべいの塩味と、あんこの甘さが絶妙にマッチして、あまじょっぱくておいしいです」

グランプリに選ばれた小玉醸造は、来月11日に秋田市で開かれる首都圏の大手百貨店やスーパーとの商談会に参加します。

小玉醸造 小玉智之 取締役
「まさかグランプリを受賞することになると思っていなくて、びっくりしているのと、大変光栄に思っております。ジンですので、ジンハイボールですと、比較的どんな料理でも相性はいいかなと思っております」

ぜいたくな気分を味わえる酒から、土産で気軽に渡せる菓子まで。

奨励賞を含め、県が太鼓判を押した8つの商品が、この先さらに全国に売り出されます。