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【第1話】から読む。

前回からの続き。私はユイカ。夫のショウタと結婚したのは半年ほど前。ショウタはいわゆるバツイチで、私たちがお付き合いを始めたのはショウタが離婚してすぐのことでした。しかし義姉・ルミさんは私のことが気に入らないらしく、親戚との食事会で「うちの義妹、略奪婚なのよ」とありもしない話を言いふらしていました。私はこれに困惑。違うと否定しましたが、まったく聞き入れてもらえませんでした。それからしばらくたったある日、義母とルミさんがわが家へ謝罪に来てくれたのです。

義母とルミさんの謝罪を聞いて、私たち夫婦は黙り込んでしまいました。ショウタの目にはまだ怒りの色が浮かんでいます。何か言おうとするショウタを制して、私は今の思いを口にしました。「これからは仲良くしたい」と言う私を、ルミさんは驚いた顔のままずっと見ています。



その後、ルミさんの手配で親戚たちを集めて開かれた食事会では、ルミさんから改めてしっかりとした謝罪を聞くことができました。この日をきっかけにルミさんとの距離はぐっと近くなりましたし、私自身も「これからはルミさんに歩み寄りながら仲良くできたらいいな」と思うことができました。



義母とルミさんは、私たちに対して真摯に謝ってくれました。

ルミさんに至っては、謝罪だけでなく自分のお金や労力を使い、再び親戚を集めての食事会を開いてくれました。きっと大勢の人の前で自らの過ちを認めるのは簡単なことではなかったはずです。私はそんなルミさんの姿を見て、わだかまりなく許すことができました。

今後は息子も生まれたことなので、ルミさんとの関わり方はまた変わったものになるでしょう。いまはこの幸せな光景を見ながら、よりよい関係になれればと思っています。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・べるこ 編集・みやび