YouTubeは位置情報を偽装してYouTube Premiumを購入したユーザーの購読をキャンセルしている
YouTubeは有料サブスクリプションとしてYouTube Premiumを提供しており、加入者は広告なしでYouTubeを利用したりYouTube Musicをオフラインやバックグラウンドで再生したりすることが可能となります。YouTube Premiumは日本では月額1280円で提供されていますが、提供地域によって価格が微妙に異なるため、一部のユーザーはVPNを使って位置情報を偽装することでより安価にYouTube Premiumを入手しているそうです。しかし、この位置情報を偽装してYouTube Premiumを購入したユーザーが、購読をキャンセルされていることが明らかになりました。
https://www.theverge.com/2024/6/20/24182686/youtube-premium-subscriptions-vpn-canceled
YouTube confirms crackdown on VPN users accessing cheaper Premium plans | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/06/20/youtube-confirms-crackdown-on-vpn-users-accessing-cheaper-premium-plans/
YouTube Is Cracking Down on Cheap Premium Plans Bought With a VPN | PCMag
https://www.pcmag.com/news/youtube-cracking-down-on-cheap-premium-plans-bought-via-vpn
2024年6月中旬から、Reddit上でYouTube Premiumが自動でキャンセルされるという事態が報告されています。
Automatic Youtube Premium Cancellation?
byu/Alopez1024 inyoutube
YouTube Premiumの購読を自動でキャンセルされたというユーザーがYouTubeから受け取ったメールが以下。なぜYouTube Premiumがキャンセルされたのか、理由は特に説明されておらず、報告したユーザーも「なぜYouTube Premiumがキャンセルされるのでしょうか?支払い情報に変更はなく、まだ有効です」と記しています。
同じようにYouTube Premiumの購読をキャンセルされたユーザーは、「YouTubeは安価なVPNサブスクリプションを取り締まっているようです」と報告しており、VPNを用いて自身が暮らす国や地域を偽っているユーザーの購読がキャンセルされていることが明らかになりました。あるユーザーは、「ウクライナ経由でYouTube Premiumを購読していたところ、サブスクリプションがキャンセルされました。いつも使用しているのと同じデビットカードを使用してサブスクリプションを更新しようとしたのですが、今後はサブスクリプションした国と同じ住所が記載されたカードが求められるようです」と記しています。
海外メディアのTechCrunchがYouTubeに事実確認したところ、同社はYouTube Premiumの加入者が登録国を偽っている場合、それを検出して支払い情報を更新できるようなシステムが存在することを認めました。YouTubeの広報担当者は、「最も正確なプランとオファーを提供するために、ユーザーの国を判別するシステムを導入しています」「ユーザーの登録国がYouTubeにアクセスしている国と一致しない場合、メンバーに請求情報を現在の居住国に更新するようお願いしています」と語っています。ただし、YouTube側はYouTube Premiumを自動でキャンセルしているか否かについて、コメントを拒否しました。
一方、Googleのサポート担当者はPCMagに対して「YouTubeは登録国の情報を偽造したと判明したアカウントのYouTube Premiumの購読をキャンセルしています」と語っており、位置情報を偽ってYouTube Premiumを購入したユーザーの購読を自動でキャンセルしていることを認めています。また、YouTube Premiumの購読をキャンセルされたユーザーには、キャンセルの通知が送信されることも認めました。
なお、YouTubeは広告ブロッカーの取り締まりを強化したり、YouTube Premiumの価格も値上げをしたりと、YouTubeの収益を改善するための施策を強化しています。