今夏の動向が注目される photo/Getty Images

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バルセロナでプレイするFWヴィトール・ロッキ(19)にはさまざまなビッグクラブが興味を示している。

今冬にバルセロナにやってきたロッキは公式戦16試合に出場し2ゴールをマーク。しかし前倒しで獲得したにも関わらず、プレイ時間は353分とかなり短い。限定的な起用となったロッキについて、代理人は不満を述べており、状況が改善されなければ移籍も検討するという旨の発言を残し大きな話題を呼んだ。

この発言以降、バルセロナにはロッキの獲得について30クラブから問い合わせがあったという報道もあり、同選手の今夏の去就が大きな注目を集めていた。マンチェスター・ユナイテッドもその30クラブの内の1つと考えられていたが、英『Football 365』によると、ユナイテッドはバルセロナに最初のオファーを出したという。

バルセロナへ移籍する前からユナイテッドはロッキに注目しており、その熱は冷めておらず、3500万ユーロ(約59億円)のオファーを出したようだ。しかしバルセロナは同選手の獲得にかかった6000万ユーロ(約101億円)ほどを回収したいと考えており、これを拒否した模様。

ユヴェントスもロッキの動向に注目しているクラブの1つではあるが、スペイン『SPORT』によると、ロッキの移籍先候補としてはデコSDと親交のあるアンドレ・ビラス・ボアス会長のポルトがポールポジションにおり、ビラス・ボアス会長は買取オプション付きのレンタル移籍を実現させたいと話しているという。

しかし、ハンジ・フリック氏が新監督に就任して以降、バルセロナはロッキの残留に向けて動いているという噂も浮上している。同メディアによると、懸念点は財政難の影響で選手登録ができない場合、ロッキが犠牲になる可能性があるとのこと。

来シーズンはフリック率いる新生バルセロナでの活躍が期待されるロッキだが、半年でバルセロナを離れる可能性もあるのか。