全仏オープンテニス、男子シングルス2回戦。サーブを打つ錦織圭(2024年5月30日撮影)。(c)Bertrand GUAY / AFP

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【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2024)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、約3年ぶりの四大大会(グランドスラム)出場となった錦織圭(Kei Nishikori)は大会第15シードのベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)に6-7(7-9)、1-6と2セットを取られた後、右肩痛のため途中棄権した。

 試合はもともと29日に始まっていたが、雨天順延となっていた。

 元世界ランキング4位で、現在は故障による長期離脱で同350位まで落ちている錦織は「肩はこの2〜3か月調子が悪かったが、良くなっていた。1回戦の前もプレーできると思ったから出場した」と話した。

 初戦は予選勝者のガブリエル・ディアロ(Gabriel Diallo、カナダ)をフルセットで下していたが、4時間22分に及んだマラソンマッチの影響もあり、2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)以来となるグランドスラムの復帰戦は残念な結末となった。

 錦織本人も「残念ながら、(1回戦で)5セットを戦い、(2回戦では)肩の準備ができていなかった」と認め、「最初は問題なかったが、1、2セットをプレーし終えて痛み始めた。もう1セットはプレーできたかもしれないが、鋭い痛みが出始めたからやめた」と説明した。

 2014年の全米オープンで準優勝している34歳の錦織は、股関節や足首、膝を立て続けに負傷し、この2年はほとんどツアーでプレーできておらず、今大会にはプロテクトランキングを利用して出場していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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