「触ったらアカンねん!」明石家さんまもお手上げ…羽生結弦、浅田真央、大谷翔平を「イジれないワケ」

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「あ、言っちゃった……」

“お笑い怪獣”明石家さんまの“ぶっちゃけトーク”にマスコミ関係者も頭をかくしかなかったようだ。

発端は5月18日放送のフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』。中津川弦とソマオ・ミートボールなる見習い芸人が紹介され、ソマオがいきなり

「私、右乳はあげないけど左乳はあげます! さにゅうゆずる」

と繰り出した。これにさんまが

「絶対炎上や!」

と制止。ひな壇からお笑いコンビ『マヂカルラブリー』村上が

「羽生くんはまずいか」

と突っ込むと、さんまは

「羽生と浅田真央ちゃんは触ったらアカンねん!」

とキッパリ。続けて

「あと大谷。いまや」

と3人の名前を挙げ、

「触ったらアカンねや」

と語った。これには番組共演者の『ずん』飯尾和樹も

「それ関根(勤)さんも言っていました。舞台でもその2人(羽生と浅田)は触れないって」

と同調していた。

羽生結弦浅田真央大谷翔平――この3人は本当にタブーなのか?

スポーツ紙フィギュア担当記者が苦笑する。

「羽生さんと浅田さんのニュースはやはりファンの方の反響が凄まじいですね。記事だけではなく、写真までくまなくチェックしていて、以前、回転ジャンプ中に目が半開きになった浅田さんの写真をアップで使ったところ『こんな写真を使うなんて酷い!』『すぐ差し替えてちょうだい』と指摘が入りました」

浅田も羽生もファンの大半が女性で、リスペクトのない報道には手厳しい。

有名なのは、羽生の現役引退をスッパ抜いた「日刊スポーツ」に対する猛抗議だ。後日、羽生本人がプロ転向を表明するはずが、先んじて一面で報じた。

これは“抜いた・抜かれた”のマスコミ業界ではごく普通のことだが、一部の羽生ファンの受け止め方は違った。

「まず本人が言う前に発表するのはけしからんと。続いて『プロ転向』より『引退』を強調した紙面作りにも『もう終わりみたいなこと書かないで!』と怒ったのです。

一部のファンは日刊スポーツの編集部に抗議電話をかけたり、不買運動をブチ上げる人もいました。羽生ファンの熱量を感じましたね」(スポーツ紙芸能担当記者)

羽生といえば、昨夏にバイオリニストの女性と結婚したが、わずか105日後にスピード離婚を発表した。その際、羽生が一部マスコミの執拗な取材に苦言を呈したところ、熱狂的ファンも一緒になって怒り、当該メディアに厳重抗議した。

「浅田さんも羽生さんも日本のフィギュアをメジャースポーツにした功労者。ほかのフィギュア選手とは扱いが違います。テレビや新聞もその辺りの空気感を察知して、ネガティブな報道は控える傾向にあります。忖度というより、ファンが怖いので“自己保身”なのかもしれませんが……」(テレビ局関係者)

一方、大谷翔平はどうかといえば、前出のテレビ関係者によると

「羽生さんや浅田さんとは異なる」

という。

「大谷選手の試合を毎朝楽しみにしている老若男女がどれほどいるか。ファンの絶対数がケタ違い。

その場合、マイナスよりもプラスな報道のほうが圧倒的にウケがいい。水原一平被告の事件でも最初は大谷選手の関与も疑われ、気が気でないこともありましたが、結局は最大の被害者だった。そもそもケチのつけようがないんです」(ワイドショー関係者)

メディア従事者でも大谷のファンは多い。スポーツ紙メジャー担当記者は

「大谷絡みの報道でファンから抗議を受けた記憶はほとんどないですね。大谷選手本人からもない。あったのは水原一平(被告)だけ。彼は番記者の窓口にもなっており、ちょっとしたニュアンスの違いを気にして『変えてくれ』とよく電話してきました」

という。

テレビ局の思惑やファンの熱量など、個々の事情は違うが、さんまの言う“イジってはいけない3人”はひとまず、当たっているようだ――。