映画祭「カリコレ2024 THE FINAL」夏開催　上映作にダリオ・アルジェントのドキュメンタリーや新作・旧作ホラーも［ホラー通信］

2024年5月3日 22時30分

東京・新宿のミニシアター、新宿シネマカリテの映画祭「カリコレ2024 THE FINAL」が７月12日（金）～８月８日（木）の４週間にわたって開催されることが決定した。2014年にスタートした「カリコレ」は毎年夏に開催され、ジャンルや国境を超えたバラエティ豊かな日本未公開作や旧作を上映してきたが、「THE FINAL」のタイトルどおり今回で終了するようだ。

発表された第一弾のラインナップからホラー関係の作品をご紹介する。

ホラー映画専門サービス「オソレゾーン」によるセレクトとして、サンダンス映画祭で絶賛された新作ホラー『映画検閲官（仮題）』（原題：CENSOR）。新鋭女性監督プラノ・ベイリー＝ボンドのデビュー作で、「80年代B級ビデオホラーへの愛とオマージュに溢れるサイケデリックでファンタスティックな恐怖映画」とのこと。

そしてイタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督の初の公式ドキュメンタリー作品『ダリオ・アルジェント PANICO』。アルジェントの貴重なロングインタビューや、監督作品のメイキング映像が見られるほか、ギャスパー・ノエやギレルモ・デル・トロ、ニコラス・ウィンディング・レフンらがアルジェントに受けた影響を語り、アルジェントの作品と人生を振り返りながらその創作の秘密に迫る一作。

配給会社「アスミック・エース」によるセレクトとして、ロマンティックなゾンビ・ラブコメ『ウォーム・ボディーズ』、『ゴジラvsコング』シリーズが大ヒット中のアダム・ウィンガード監督による傑作スプラッター『サプライズ』など。

愛され俳優ニコラス・ケイジの還暦を祝う「ケイジ、還暦！祝・ニコケイ特集」として、『ウィリーズ・ワンダーランド』や『マンディ地獄のロード・ウォリアー』など全５作品を上映。

このほか、「コロンビア・ピクチャーズ」のセレクト作品の上映や、SNS時代のダークミステリー『#スージー・サーチ』のプレミア上映などが行われる。

「カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション®2024」
開催期間：7月12日（金）～8月８日（木）
開催場所：新宿シネマカリテ
入場料金：新作 1,700円均一（リピート割で1,400円）、旧作 1,200円均一

画像：『映画検閲官（仮題）』

画像：『ダリオ・アルジェント PANICO』