阪神のハビー・ゲラ【写真:荒川祐史】

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阪神ゲラは12球団最多の12登板で防御率0.75…6戦連続で無失点

■阪神 5ー3 DeNA(24日・横浜)

 阪神の新助っ人、ハビー・ゲラ投手の献身ぶりに、ファンの注目が集まっている。24日のDeNA戦(横浜)で9回を締めて今季4セーブ目。リーグトップの12試合に登板する奮闘に、「ホンマに働きモン」「頼りになります」「神助っ人じゃね?」とファンは声を上げた。

 2点ビハインドの9回に4点を挙げて逆転した阪神。降りしきる雨の中、助っ人右腕がその裏のマウンドに上がった。一、二塁のピンチを背負ったが、最後はDeNAのドラ1・度会を空振り三振に斬ってガッツポーズ。6試合連続無失点で、チームの7連勝(2引き分けを挟む)に貢献した。

 ここまで12球団最多の12試合に登板し、4セーブ、6ホールドを積み上げる。12回を投げて11安打されているが、11三振を奪い与四球1。自責1で防御率0.75の安定感だ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、フォーシームの平均球速はリーグ2位の154.9キロで、ツーシームは同1位の155.6キロを誇る。

 28歳右腕の奮闘に虎党も感謝感激。「ホンマようやってくれとる」「ゲラ優秀すぎるやん」「ほんとうにいいピッチャーやな」「まじでゲラえぐいわ」「圧倒的ピッチング」「来年もいてくれよ」「阪神に来てくれてありがとう」とSNSにはコメントが寄せられている。早くもチームに欠かせぬ存在になっている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。