日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地への「防衛拠点」整備案をめぐり、関係する4者による協議が初めて行われました。

防衛省は日鉄呉地区の跡地を「多機能な複合防衛拠点」として整備することを目指しています。

県・呉市・日本製鉄を交えた4者による協議は冒頭のあいさつを除き非公開で行われ、防衛省の担当者から現状想定される作業スケジュールの説明などがあった後意見が交わされました。

玉井優子副知事「(跡地利活用の)選択肢の1つとして考えているが、引き続き丁寧に防衛省から話を聞いて協議を進めたい」

呉市 阿原亨副市長「将来にわたって希望と誇りが持てるような活用にしていただきたいとあらためてきょう出席の関係者の皆さまにお願いをした」

今月4日の防衛省からの申し入れ以降関係4者による協議は初めてで、内容については29日に公表されるということです。

会場となった広島合同庁舎前には整備に反対する呉市民ら65人が集まり「防衛省による軍事拠点化を許さない」などとする抗議活動を行いました。