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デイサービスなどの利用実績を改ざんして自治体などから約640万円を不正に受給していたとして、熊本市は、法律に基づき介護事業所の指定を取り消す行政処分を行いました。

介護保険法に基づく行政処分を受けたのは、熊本市北区のコスモス・ファミリー熊本通所介護事業所などを運営する社会福祉法人愛誠会です。熊本市によりますと、愛誠会が運営する2つの事業所で、自治体や利用者に対し、デイサービスを受け入れていないにも関わらず費用を請求したほか、減額すべき費用を減額せずに請求したということです。

不正な請求は去年4月までの1年10か月ほどで熊本市を含む6つの市と町に対し約580万円、利用者26人に対し約65万円に上ります。

熊本市はデイサービスを行う事業所の指定を取り消したほか、ショートステイを行う事業所は新規利用者の受け入れを3か月停止する行政処分を行いました。

法人の理事長は不正請求を認め、熊本市への返還は済ませたということです。熊本市は、他の自治体と利用者への返還も行うよう指導しています。