洗剤を使用せずに汚れを落としてくれるメラミンスポンジ。元家政婦でおうちが清掃業を営んでいたマミさんは「汚れがしっかり落ちる分、使う場所は慎重に選びましょう」と話します。マミさんが使う場所、使わない場所、代わりにどんな掃除アイテムを使用しているかを伺いました。

適する場所:網戸や靴の汚れ落としで大活躍!

メラミンスポンジが得意とする掃除場所は、網戸や靴の掃除だとマミさん。

【写真】シンクの掃除には丸めたラップでくるくると

「メラミンスポンジは、網戸掃除で大活躍してくれます。洗剤なしで汚れが取れるため、ホースや水もほとんど必要ありません。砂汚れが一気に取れますよ。大きいサイズのメラミンスポンジを使うと、効率的に掃除ができるのでおすすめです」

汚れが残った場所だけをメラミンスポンジでポイント的に掃除するのもおすすめです。

小さいメラミンスポンジの使い道は?

「スニーカーのゴム部分の汚れをポイント的に落とすのに向いています。靴の掃除で塩素系の漂白剤を使いたくない人によさそうです」

適さない場所:シンクや洗面台は傷つけてしまうかも

水アカをよく取ってくれるのがメラミンスポンジのいいところ。しかし、シンクや洗面台で使うとコーティングをはがしてしまう恐れも。

「シンクや洗面台の掃除なら、クシャッと丸めたラップで掃除してみてはいかがでしょうか。メラミンスポンジに比べると汚れの落ち方はマイルドかもしれませんが、十分きれいになりますよ。汚れが気になるときは材質を確認のうえ、適合するクレンザーをつけて掃除します」

適さない場所:ガスコンロは、マイクロファイバーのクロスが最適

ガスコンロについた、コゲや油汚れは落ちにくいですよね。メラミンスポンジなら簡単に落ちそうですが、じつはステンレスや金属などの使用も避けるほうがベター。

「こちらもコーティングを落としてしまう可能性があるからです。私はコンロの掃除にはマイクロファイバーのクロスとアルカリ電解水を合わせて使います。この2つの組み合わせはよく落ちますよ。キッチンの作業台にも」

適さない場所:床の汚れには使わないで

ではいつの間にか床についていた、正体不明の汚れはどうでしょうか。布でこすっても落ちそうにありません。

「床にメラミンスポンジを使うと、傷つけたり白くなったりしてしまうかもしれません。よくわからない汚れにはまず水ぶき。それでダメなら中性洗剤をつけてみましょう」

マミさんの掃除術を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

※メラミンスポンジは、材質の特性上、使用に適さない場合もあります。商品裏面に記載された注意点を読んでから使いましょう

※洗剤を使用する際には換気をし、手荒れすることもありますのでゴム手袋をしましょう。

※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸や酢などの酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。また、紹介している洗剤のなかには、使う対象によって使用できないものもあります。各種取扱説明書、もしくは洗剤の注意書きを確認し、使用すること。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を着用して、塩素系漂白剤を使用する際は手や目を保護し、十分に換気してください