北広島町で鳥インフルエンザ 約8万羽を殺処分 町内4カ所に消毒ポイント 広島
北広島町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されました。
11日に死亡した鶏が増えたと通報があり、簡易検査で陽性が確認されたため遺伝子検査を行ったところ「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが確認されたということです。県内での発生は今シーズン初めてです。
湯崎英彦知事「(広島県は)全国の中でも有数の鶏卵の生産地でありまして、そういった意味からでも厳しい状況だと受け止めている」
感染が確認された養鶏場では飼育していた8万2千羽以上の殺処分が始まり、午後2時時点で532羽が処分されたということです。
また周辺10km圏内にある3つの農場で飼われている約1600羽の搬出も制限しています。
北広島町内には4カ所の消毒ポイントが設置されました。
河原渉大カメラマン「現在、作業員によって車両の消毒が行われています」
消毒ポイントは24時間態勢で運営し、養鶏場を出入りした車両や付近を通る車の消毒を行います。
昨シーズンは県内で6例の発生が確認された鳥インフルエンザ。
スーパーの卵売り場では品薄状態が続き、価格も高騰するなど生活に影響が及びました。
湯崎英彦知事「県民生活への影響が最小限になるように防疫措置に万全を期していきたい」
県は感染した鶏の卵や肉を食べても人に感染することはないとしています。