202_義父母(父母)_Ponko

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皆さんは他人からされて「あれは嫌だった」と今でも忘れられないことはありますか? もう二度と会うことがない人でさえ、なかなか忘れられないものではないでしょうか。そんななかママスタコミュニティには「旦那や義家族からされた嫌なこと、どうやって許したり忘れたりしていますか?」として、このような投稿がありました。

『口では勝てないし、嫌だったと伝えたり喧嘩をしたりしても、結局「私の文句?」となってしまいます。旦那から謝られたこともありますが「過去は変えられないのにいつまで悩んでいるの? 次に生かしていけばいい」という感じです。義家族も同じです。我慢するつもりはないし、言いたいことは言うようにしているんですが、話し合いになりません。言いたいことを言ったり忘れたり、スルーしたほうが楽に生きられると思ったのですが、なかなか難しい。長い結婚生活、嫌なことやどうにもならないこと、どうやってスルーしたり忘れたりしていますか?』


詳細は語られませんでしたが、旦那さんや義理の家族から今までさまざまな嫌がらせのようなことをされて、今でも忘れられないという投稿者さん。本人たちにそれを伝えたり謝ったりされてもなお、苦しい思いに悩んでいることがうかがえます。関係性をよくしようと話し合いをしようにもうまくいっていないようで、ママたちに「どうやったら忘れて楽に生きられますか?」と尋ねていました。この投稿にどのようなコメントが集まったのでしょうか。

されたことは忘れられない。老後に倍返しするつもり

『ずーっと忘れないよ。老後倍返しよ』


『そんなの相手次第でしょ。話が通じる相手なら話して終了になるけど、あなたの義実家みたいに横暴な感じなら「このクソが」と思い続けるだけだわ』


今回の投稿に対して、とても多かったのは「忘れない」「相手が変わらない限りは忘れられない」といったコメントでした。された側は忘れられないけれども、した側は「そんなことあったっけ?」と覚えていないことも多いのではないでしょうか。投稿者さんの旦那さんや義理の家族も「過去は変えられないのにいつまで悩んでいるの?」と、悪びれることなく投稿者さんに言っています。しかし、こうしたことはされた側が前を向くために言える言葉では? その言葉に悪気はなかったとしても、相手がされて嫌だったことを素直に謝ったり今後の関係性のために改善しようとしたりする姿勢がなければ、こちらも許すことはできないのは当然ではないでしょうか。

『自分ができないことをこちらに要求したり八つ当たりされたり無理難題を言われたり、スルーにも限界がある。一度やられたことと同じことを要求したら、逆ギレして謝罪もなく絶縁されたので結果好都合かも? 介護になったときに何事もなかったように近づいてきたらどうしてくれようと今から楽しみです。「特大ブーメランが刺さるのを覚悟して」という感じ』


また「将来、介護が必要になったときに仕返しをすることを楽しみにしている」というコメントもありました。向こうからの理不尽な要求や言いがかりは無視できれば一番いいものの、同居など物理的に距離が近かったり疎遠にしたくてもできなかったりする場合には難しいでしょう。そのため、表ではそつなくコミュニケーションを取るとしても「将来、絶対に介護しないから」と心にとどめることで気持ちを保っているママも多いかもしれません。さらには「こちらがやられたことと同じことをやったら絶縁されて好都合だった」という体験談も。謝罪を要求したり話し合いの場を設けたりしても相手の態度が変わらず、自分の心が苦しくなるのであれば、同じことをするのもまた一つの手段かもしれませんね。

中立的な立場の人を間に入れて、話し合いや謝罪の場を設けるといいかも

『旦那を嫌いになって単なるATMだと割り切って少し楽になった』


『旦那のだらしない非常識な妹のことや、その子どものことを少しでも何か言おうものなら逆ギレ。共感力皆無。話しても無駄。ストレスがたまる一方なので、ボクシングをやって、思いっきり殴っている』


義実家であればほどよく距離が取れても、一緒に住んでいる旦那さんとなると話は別。いくら憎たらしいと思っていても毎日顔を合わせなくてはいけないので、自分自身の気持ちを強く持つ方法も必要ですよね。ママたちからは「家にお金を運んでくる人だと思って割り切っている」「ボクシングジムに通ってたくさん殴っているよ」といったコメントがありました。趣味や運動などでストレス発散をするというのは、一番現実的な乗り越え方かもしれません。

『嫌なことをされたり言われたりしたときは、中立的な立場の人を交えて話したほうがいい。次に活かせばいいと、同じことを繰り返す人は言うよね。過去は変わらないけど、何度でも当事者に謝ってもらう。スルーや忘れるなんて簡単じゃない。それだけ心が傷ついていたんだから。私は旦那が定年になったら別居できるように働き始めて貯金している』


投稿者さんは旦那さんや義理の家族に謝罪を要求したこともありますが、本気の謝罪とは言えないものだったこともあり、モヤモヤしたままとなっている様子です。これに対しては「第三者を交えて話し合いや謝罪の場を設けたほうがいい」というアドバイスがありました。投稿者さんだけがその場にいると、向こうも甘く見る可能性は大。中立的な立場の人が間に入ることで、旦那さんや義理の家族も少しは背筋を伸ばして投稿者さんの気持ちを汲んでくれるのではないでしょうか。また、旦那さんや義理の家族とキッパリと縁を切るなら、離婚という選択肢も入ってくるかもしれません。今すぐにはできなくても、将来の離婚に向けて仕事や貯金を頑張ることでイライラせずに気持ちを強く持っているママもいました。

「義実家とは疎遠にすることで自分の心を守ってる」という意見

『会わないことで忘れようとしている。向こうは変われないから距離を取るしかない』


『旦那の元カノのことを可愛くて有名だのなんだの、義姉と義母が私の前で話し始めた。私は自分が義母になったときに気をつけようと反面教師にした。忘れないけどね』


『会うたび嫌味。喋るたびに嫌味。積もり積もって義母からの着信を見ただけで動悸がするように。それをきっかけに帰省をやめてなるべく会わない接触しないようにしている』


『自分たちの贅沢を私の親に負担させようとする義実家。おかしいと諭しても「あんたがおかしい」と私の実家に直接電話までして、資産内容を教えろと。まともじゃない 。夫が弁護士を雇って対処してやっと大人しくなった』


義理の家族に対しては、可能な限り距離を取ったり連絡を絶って疎遠にしたりすることで自分のメンタルを守っているママたちが多いようです。連絡を取り合わないことで日常生活のなかに義理の家族の存在がいなくなり、されて嫌だったことを少しずつ忘れていくことができるかもしれません。「相手が変わらない限り、また嫌なことをされるから距離を取っている」という人も。また真っ向から「そういうのは嫌なのでやめてください」と戦ったり、教え諭したりした経験を持つママもいました。しかし、それでもなお迷惑なことをやめてくれなかったがために、弁護士を介してやっとの思いで問題を解決した人も。よっぽどのことであれば、専門家や第三者に相談したり間に入ってもらったりすることはやはり有効なのでしょう。

一方で「自分は将来こんな義母にならないようにする」と捉えることで、乗り越えているというコメントも寄せられました。自分がされて嫌だったことはなかなか忘れられず、心に傷として残ってしまうもの。月日が経っても忘れられないのは当然のことです。しかし、物事の見方を少し変えて反面教師にしてみると、“私自身がこれからよりよい人間になるための存在”と見なすこともできるかもしれませんね。旦那さんや義理の家族からされた嫌なことが忘れられないとして乗り越え方をママたちに尋ねていた投稿者さん。無理に忘れることはできないかもしれませんが、今回寄せられたコメントを参考に、少しずつ自分の心が楽になる方法に向かってほしいですね。

文・AKI 編集・kunel イラスト・Ponko