アーノルド・パーマー招待第3日をプレーしたウィンダム・クラーク【写真:Getty Images】

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松山英樹とV争い中に不正疑惑、海外メディアが動画付きで報道

 米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待第3日が9日(日本時間10日)、米フロリダ州ベイヒルC(7466ヤード、パー72)で行われ、優勝争いに加わったウィンダム・クラーク(米国)がルール違反への疑惑に反論した。ラフでアドレスを取った際にボールが動いたという指摘。英メディアは動画付きで伝え、「カメラにズームされて悪く強調された」と本人は主張しているという。

 クラブがズームされた。18番パー4の第2打。クラークはアドレスの際にクラブのソールをラフに沈めた。一部からはボールが動いたとされたが、位置は動かず元に戻っているようにも思われる。この一打はグリーンに届かず、3オン2パットでボギーを叩いた。

 英ゴルフ専門メディア「ゴルフ・マジック」は動画付きで報道。「ウィンダム・クラークがアーノルド・パーマー招待での不正行為との批判に反論」と伝えた。記事では「クラークはクラブをボールの後ろにおいて、ライを判断したかった」と説明。「何人かのファンはゴルフボールが動いたと思ったようだ」と伝えた。米専門局「ゴルフチャンネル」が伝えた本人の談話はこうだ。

「不正をしようとなどしてない。ライを改善しようと不正などしていない。カメラがズームしたことで、悪く強調されてしまった。(同伴競技者の)スコッティー(シェフラー)と競技委員はボールが動かなかったと思ったんだ。だから、幸いにも罰則にはならなかった」

 競技委員と同組選手にもしっかり確認を取ったという。クラークはこの日71で回り、通算8アンダーで首位と1打差の3位に。首位で出た米ツアー通算9勝の松山英樹(LEXUS)は7アンダーの4位。シェフラー(米国)とシェーン・ローリー(アイルランド)が9アンダーで首位に並んだ。

 クラークはこの日、9番パー4の第3打でうまくいかず、地面に叩きつけたクラブでフェアウェーの一部を破壊したシーンも話題を集めた。

(THE ANSWER編集部)