松山英樹【写真:ロイター】

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 現地18日まで米カリフォルニア州で行われた米男子ゴルフツアーのジェネシス招待は、最終日に松山英樹(LEXUS)が6打差を大逆転し、アジア勢最多となる米ツアー通算9勝目を挙げた。驚異のスコア「62」を叩き出す猛チャージ。見守った観客の大興奮の行動には実況席も納得の様子で、映像を見た海外ファンからも「魔法のようだった」「Sugoi」といった反響が寄せられている。

 ギャラリーの視線が一点に向けられた。最終日、17番を終えて9つのバーディーを量産した松山。一気にトップに立って迎えた最終18番パー4でも、長いバーディーパットを迎えた。入れればコース記録。パターを構えると、見守ったギャラリーは一斉にスマホのレンズを松山に向けた。

 米実況席からも「歴史を記録するには良い時だ」と声が漏れたほどの“異様な”光景。パットは惜しくも右に逸れたが、パーパットを決めると観客は拍手喝采。まだ後ろに2組残っていたが、もう松山の優勝が決まったかのような歓声が上がっていた。

 PGAツアー公式インスタグラムは「ヒデキの歴史的な62のハイライト!」とつづって動画を公開。海外ファンからは「信じられない」「完璧だ」「Sugoi(凄い)!」「彼は魔法のようだった」「素晴らしいね」「彼のファンにならずにはいられないよね」などと感動や称賛の声が寄せられた。

 終わってみれば2位に3打差をつけての逆転優勝。400万ドル(約6億円)の優勝賞金もさることながら、ファンに強烈なインパクトを与える1勝となった。

(THE ANSWER編集部)