松山英樹【写真:ロイター】

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松山はアジア勢最多のPGAツアー9勝目

 18日(日本時間19日)まで行われた米男子ゴルフツアーのジェネシス招待は、松山英樹(LEXUS)が最終日に6打差を逆転。通算17アンダーで劇的優勝を果たした。難コースとして知られるリビエラCC(7322ヤード、パー71)での猛チャージで米通算9勝目。PGAツアー公式Xでは、世界最高峰プレーヤーたちが松山を称賛する動画を公開し、ザンダー・シャウフェレ(米国)は7年前の衝撃を振り返っている。

 ジェネシス招待で、松山は最終日に3連続バーディーを3度もマーク。ノーボギーと会心のゴルフで「62」を叩き出し、見事な大逆転優勝を遂げた。これで米ツアー通算9勝目。チェ・キョンジュ(崔京周、韓国)の8勝を抜き、アジア勢最多となった。

 PGAツアーの公式X(旧ツイッター)では「ヒデキ・マツヤマは同僚から高い称賛を得ている」との文面とともに動画を公開。米ツアーで活躍する選手が登場し、それぞれが松山を称えていた。世界ランク1位にも輝いた実績を持つシャウフェレは「初めて『この男は信じられないやつだ』と思ったのは、WGCのブリヂストンで61をマークした時だったと思う」と回顧した。

 2017年の世界選手権シリーズ・ブリヂストン招待で、松山は最終日に1イーグル、7バーディー、ボギーなしの「61」をマーク。逆転でPGAツアー通算5勝目を挙げている。その日68で回ったシャウフェレは「いいラウンドだと思っていた」「でも、驚くことに彼は61をマークした」と当時の衝撃を振り返った。

「その時点で『この男は信じられないやつだ』って感じだったのを覚えている。そして彼はただ一生懸命にやっていて、彼の周りには本当に良いチームがいる。ただ集中して、あらゆるプレッシャー、期待、そしてトップ選手に降りかかるもの全てを乗り越えているんだ」

 2021年の東京五輪では金メダルに輝き、米ツアー通算7勝も誇るシャウフェレ。年齢も近い松山のことを心から認めている様子だった。

(THE ANSWER編集部)