米ツアー9勝目をマークし、トロフィーを受け取る松山英樹(左)【写真:ロイター】

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米ツアージェネシス招待、最終日62で回り大逆転勝利

 米男子ゴルフツアーのジェネシス招待は18日(日本時間19日)、カリフォルニア州のリビエラCC(7322ヤード、パー71)で最終日が行われた。7位で出た松山英樹(LEXUS)は9バーディー、ボギーなしの62で回り、通算17アンダー。6打差を大逆転しての米ツアー9勝目をマークした。ただ試合後の会見では「残念でしたね……」と無念の思いを明かしている。

 あまりに鮮やかな逆転勝ちを演じた松山にも、叶わなかった夢があった。PGAツアーの公式ウェブサイトが公開している試合後の会見で、松山は「きょう一緒に写真撮りたかったので……。残念でしたね」と、この大会のホスト役を務めるタイガー・ウッズとの記念撮影が叶わなかったことを残念がった。

 会見では開口一番「この大会で優勝することは目標の1つでしたし、タイガー(ウッズ)がホストになってからなおさらそういう気持ちが強くなった」としていただけに、無念の思いも強かったようだ。

 ウッズはこの大会に参戦していたが、2日目途中に棄権し、その後インフルエンザ感染を明かしていた。松山の優勝後、自身のXで「ヒデキ・マツヤマ、ジェネシス招待での素晴らしい優勝おめでとう! 一日中見ていたけど、62という記録を更新し、6打差からの逆転劇は実に特別なものだった」と祝福と称賛を送っていた。

 この日の松山は出だしから好調で、1番から3連続バーディーを奪うと、10番からまたも3連続バーディー。首位争いに顔を出して迎えた15番パー4では、2打目をピン横20センチにつけるスーパーショット。このホールから三度3連続バーディーを記録し、62というビッグスコアで大逆転を果たした。2022年1月のソニー・オープン以来2年ぶりの優勝で、韓国人ゴルファーのチェ・キョンジュを上回る米ツアー9勝目。アジア人のツアー最多勝記録を更新した。

(THE ANSWER編集部)