フェニックス・オープンに参戦中の松山英樹【写真:ロイター】

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フェニックス・オープン第2日

 米男子ゴルフのフェニックス・オープンは9日(日本時間10日)、アリゾナ州のTPCスコッツデールで2日目が行われた。第1ラウンドの残りを含め29ホール回った松山英樹(LEXUS)は通算5アンダーとしたが、途中でハプニングも起きた模様だ。米専門誌「ゴルフウィーク」は「気まぐれなドライバーが観客の顔面に直撃した」と見出しを打って報じている。

 第2ラウンドの11番パー4で第1打を放った際、観戦していたアリッシア・エルナンデスさんの顔にボールが当たってしまったという。記事では「『ファー』の叫び声を聞いてかがんだが、彼女は遅すぎた」としている。

 メガネが壊れ、傷を負ったともされている。「マツヤマはロープをくぐって観客の中に入っていき、申しわけなさそうに『当ててしまったのは誰?』と声をかけていた」と記事で伝えられているように、松山は謝罪に向かった模様。エルナンデスさんは「こっそり逃げようとしたんだけど、彼(松山)がやってきて私を見つけようとしていたの」と語っている。

 サインを贈ったほか、写真撮影にも真摯に応じたと紹介されている松山。エルナンデスさんは医療テントに向かったそうだが、記事では「彼女の機嫌は良く、笑顔さえ浮かべていた」とその様子が伝えられ「これ(顔面直撃の体験)は最初にして、多分最後ね」と予期せぬ出来事が思い出になった様子のコメントも残していたとされている。松山は2日目を終えて暫定23位。残り2日で上位進出を目指す。

(THE ANSWER編集部)