盛山文科大臣「薄々思い出した」ものの「記憶にない」 二転三転する発言の問題点
2月9日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、盛山文科大臣の発言について意見を交わした。
盛山正仁文科大臣はきのうの衆議院予算委員会で、2021年衆議院選挙の際に旧統一教会・世界平和統一家庭連合側から選挙支援を受けていたとする一部報道について「選挙支援を依頼した事実はなく、事務所などで旧統一協会の関係者が電話していたという事実は確認されていない」と改めて述べた。盛山文科大臣は、おとといの衆議院予算委員会で旧統一教会との政策協定にあたる推薦確認書に署名し、推薦状を受け取ったかについて「薄々思い出してきた」と述べてていた。ところが、きのうの予算委員会では「サインをしたかもしれないが記憶にない」と述べるなど「記憶にない」を繰り返した。推薦確認書は、旧統一教会側が望む政策への賛同を求める内容で、推薦状を出す条件とされる。
寺島アナ「盛山文科大臣の疑惑と国会での発言について、内藤さんはどうお感じですか?」
内藤「これは2つの違う問題が混じっていると思います。旧統一教会から推薦確認書をもらったこと自体は何がいけないんでしょうか。旧統一教会が反社会的な集団だと確定してない時点で、一応合法的な組織が「こういう政策をお願いします」と議員・候補者に働きかけて、自分たちの代表として送り出すことは、あらゆる団体がやってるわけです。盛山さんが旧統一教会だけから、もらっていたら話は別ですけど、多分いろんな団体からもらってるわけでしょう。その一つということであれば、これはもらうこと自体が悪い・疑惑だ、というのはおかしな話です。」
寺島「200通を超える推薦書を受けたという話もあります。」
内藤「支持する中に旧統一教会が入っていても、そのこと自体は不思議ではないわけで、それを疑惑とかなんとかと言う話はおかしい。ただ、推薦状をもらったかもらっていないか、これだけ表現が二転三転するということは問題ですよね。相手が旧統一教会であろうとなかろうと、これだけ証言が二転三転すると、この人の言ってることの信用性に関わってくる問題です。」