文化放送メールマガジン（毎週金曜日配信）にて連載中の「アナウンサーコラム」。
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▼2月2日配信号　担当
斉藤一美アナウンサー

　東京ドーム7Daysは即日完売｡でも私は落ち着いていました｡必ず追加発売はある､と信じていたからです｡予想通り初日のチケットは取れました｡やはりそうなのです｡経験上､力んで予約したライブに限って抽選で何度も外れてしまいます｡最近では年末のTWICEがそうです｡あの時の苦い経験から､結果を楽しみにしている時こそ明鏡止水の心境で待つ…ということの大切さを改めて知りました｡
　電子チケットによると席は40ゲート一塁側2階30列｡勝手知ったる東京ドーム…最上段付近の真横からステージを眺める風景を想像していたのに､実際に行ってみるとこんな感じでした｡

　ここは野球界で”バックネット裏”と呼ばれるエリアです｡いったいどこが一塁側なのでしょうか！　さすがにここまで奥まっていると生のブルーノ・マーズはほくろの大きさくらいにしか見えませんが､真正面の席です｡ずっとこちらを向いて歌ってくれたので大満足でした｡
　特筆すべきは､もうちょっと聴きたい…というこちらの欲を気持ちいいくらいにバサッ！と断ち切ったステージの明転｡実に鮮やかでした｡最後の最後に彼の代名詞とも言える曲で超満員のオーディエンスをさんざん踊らせておきながら♪ジャジャンッ！♪とカットアウトした瞬間に場内の証明は全点灯､ステージは無人…まるでマジックショーを見ているかのようでした｡明るくなるタイミングが１秒でも前後したら台無しになる､ギリギリの部分を攻めてきたのです｡おそらく何度もリハーサルを繰り返したのでしょうね｡
　今までたくさんのコンサートを観てきましたが､終わり方が一番カッコよかったのは､断トツでこのブルーノ・マーズ@東京ドームです｡


▲感激した勢いで行ったグッズショップで購入｡オリジナルＴシャツのクセが凄い笑

　そして…このデジタルサイネージがなぜか知らねど気になって注文したハローキティとのコラボＴシャツが間もなく届く予定です｡さすがに会社へ着ていく勇気はありません｡

　こうして私は55歳の冬を満喫しています｡

【文化放送アナウンサー 斉藤一美】