「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の1月31日のゲストに、いとうあさこさんが登場! 幼少期、苦労時代に憧れた有名人とは?

鈴木おさむ「僕が聞きたいのが“人生で影響を受けた5人”です」

いとうあさこ「めっちゃ考えました! 5人に絞れないけど……」

鈴木「そう! 5人に無理やり絞ると色んな関係が見えてくると思って、教えてもらっていいですか?」

いとう「1人目は、いかりや長介さん。私ドリフ世代で、日本青年館に来るときは必ずハガキ出して観に行ってたんです。志村さん、加藤さんが子供たちに大人気で、“志村うしろー!”って言ってたとき、一人で“いかりやー!!”って言ってたタイプです」

鈴木「えー! なんで? ドリフのいかりやは敵じゃん!」

いとう「自分でもちょっと不思議で、変わってると見られたい気持ちもあるかもしれないですけど、やっぱあの人がドリフをまとめる指揮者なので、カッコ悪いカッコよさがすごい好きだったんです!」

鈴木「お会いしたことは?」

いとう「お会いしたことないんです。俳優さんってのもまた良くて。お笑いの頂点に行った方って、悲喜劇が両方できる。すっごい大好きなんです」

鈴木「僕、『慎吾ママ』のドラマの脚本を書いたとき、いかりやさんにどうしても出て欲しくて、出演が決まってないけど当て書きしたんですよ。その脚本を見たいかりやさんが、“こんな本書いてもらったら出ないわけにはいかないでしょ”って言ってくれたんです」

いとう「カッコいい!!」

鈴木「いとうあさこさんが人生で影響を受けた2人目は?」

いとう「伊東四朗さんです。子供のころに『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』とかが大好きで、大人になってからも紀伊国屋で舞台やってるのを観に行ったりずっと好きだったんですが、2010年に『R-1ぐらんぷり』の決勝にうっかり行っちゃったんですよ。自分のネタは決勝に行くタイプじゃないと思ってたんですけど。私のネタを見た伊東四朗さんが一言強めの声で“明るくて良い!”って言ってくださったんです」

鈴木「めっちゃいい感想!!」

いとう「もう震えちゃって、帰りに出待ちして“光栄でした”って声をかけさせていただいたのが最初の出会いでした。伊東四朗さんの一言は、テレビに出だすときの私にとって“これで良いんだ”って思えました」

鈴木「3人目は?」

いとう「カンニングさんです。仕事がない時期が13~14年くらいあって。そのとき何を教わったって聞かれたらよく分かんないんですけど、二人が生き様を見せてくださりました。カンニングの中島さんは“あさこの家のボロアパートの桜が立派だから花見しよう! 窓はすぐ外れるから、テーブルライトを照らしてライトアップだ!”って言って。ホットプレート買ってきてくださって餃子200個手作りで作ってくださりました」

鈴木「中島くんが亡くなって、僕も竹山くんと一緒にライブをやってるんですけど、5年目に『カンニングのお葬式』をやったんです」

いとう「観に行きました! 面白いけどめっちゃ泣いちゃったな」

4人目と5人目はドラマの登場人物をあげた。