レーサーとの二刀流シンガー・中澤卓也、「NHKのど自慢」の裏側を語る!
1月25日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、歌手の中澤卓也さんがご来店! 最初のコーナー「今日のA定食」では、人気番組「NHKのど自慢」への出場をきっかけに歌手になった中澤さんに、番組の裏側や当時の心境などについて伺った。
野村邦丸アナ「中澤さんは2017年1月18日歌手デビュー。去年から歌手とレーサーの二刀流に本格挑戦されているということで。きょうは、『中澤卓也的人生ベスト3』と題しまして、3つのお題を持って来てもらいました。1つ目が、『NHKのど自慢がきっかけで、歌手デビューの道へ!』。もともと、歌手になるっていう気持ちは無かったとか?」
中澤「まったく考えてなかったですねえ」
邦丸「なんで『のど自慢』に出ようと思ったの?」
中澤「小学2年生から高校1年生まで、レーシングカートをやってたんです。それは今のプロのレーシングドライバーの人たちが四輪に上がる前段でやるレースなんですよ。ただ、まあレースってお金もかかるスポーツで、本当に両親にもすごい迷惑をかけていて、ちょうどレーシングカートから四輪のフォーミュラーレースにステップアップしようかなって思ったタイミングで、どうしても『お金の壁』にぶつかってしまって。『ちょっとこのままレースは続けられないな~』ってなって。辞めてすぐぐらいに、僕の父方の祖母が新聞で、僕の地元の新潟県長岡市にのど自慢が来るということを知り、教えてくれたんです。で、レース始める前も、物心つく前ぐらいからですかね、結構歌も好きで、よく歌ってたんですね」
邦丸「何を歌ってたの?」
中澤「その時はもう、歌詞の意味とかよくわかってなかったんですけど、平井堅さんや森山直太朗さんなどを聴いて、親戚の前なんかで歌って披露してたらしいんです。そのイメージが僕のお祖母ちゃんの中で強かったみたいで、『ちょうどタイミング良くのど自慢が来るし、出てみたらいいんじゃない?』みたいな。気晴らしに。僕、目指してたものがポッカリ無くなっちゃったんで、何を目標に動いていったらいいのかよくわからなかったんですよ。で、お祖母ちゃんがハガキを1枚書いて応募したら、予選会に呼ばれて。で、まあ決勝に出て、その放送をたまたま日本クラウンのレコード会社の方がテレビで観ていて」
邦丸「途中から随分と端折ったね(笑)。でも『のど自慢』っていきなりテレビに出られるわけじゃないんでしょ?」
中澤「『予選会』というのが前日にあるんですよ。本選と同じ会場でやるんですけど、僕の時は250組いました。で、応募数も物凄かったらしくて、毎回本当に出たい人は、1人で10枚20枚と一所懸命書くみたいなんですよね。で、予選会の最中はずっと自分の席に座って、色んな方たちが歌うのを見ていくんですね。1人30秒ぐらいですかね、歌って30秒ぐらい経つと、『ありがとうございました!』ってロボットみたいな女性の声が流れるんです。それが流れたら終わりなんですよね。で、ステージ降りて。僕の時は徳田章アナウンサーの最後の回だったんですよ」
邦丸「おっ! 名物司会者・徳田章さんの、『のど自慢』最後の!」
中澤「はい。そのちょうど次の放送からアナウンサーの方が変わるという回だったんです。で、ステージを降りて徳田さんと軽くお話をして。『何でこの歌を選ばれたんですか? とか、何で出ようと思ったんですか?』みたいな質問に答えて……っていう流れでした」
邦丸「それで、本選に進める20組の中に選ばれて、嬉しかったでしょう?」
中澤「いやあ、嬉しかったです。たくさんいらっしゃるから『まあ無理だろうな』って思ってましたんで」
邦丸「何を歌ったの?」
中澤「森山直太朗さんの『さくら(独唱)』を歌いました」
邦丸「で、『カンカンカンカン…』って鐘が鳴ったわけでしょう?」
中澤「はい、決勝はそうですね、鳴りましたね」
この後のコーナーでも、「中澤卓也的人生ベスト3」のベスト2、3をご紹介しながら、中澤さんの楽曲をおかけした。気になる方は、ぜひradikoのタイムフリーでご確認ください。