戦う姿勢の必要性を強調した堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

写真拡大

 森保ジャパンは、アジアカップ・グループステージ第1節のベトナム戦に苦戦したものの、4−2で勝利。だが、続くイラク戦で1−2と黒星を喫し、昨年の6月シリーズから続いていた連勝が10でストップした。

 1月24日に行なわれる第3節インドネシア戦の前日、取材に応じたMFの堂安律は、イラク戦の敗北を受けて選手間で行なわれたミーティングについて質問を受けると、こう持論を展開した。

「戦術はもちろんありますし、ディテールであったり、いろいろな確認はしてますけど、そこは日本が勝っていると思うので、ヨーロッパで僕らも最先端のサッカーのスタイルでやってる中で、そこじゃないのかなと思います。もちろんそこを突き詰めるのは大事ですけど」

【PHOTO】日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。全員が及第点未満の厳しい評価。最低点は守備者の2人
 25歳のMFは、100%以上の力でやってくる相手と同じメンタリティが必要だと訴えたうえで、こう主張を続けている。

「ベースのところで球際だったり、相手より走るとかセカンドボールを戦うとか、背後を狙うとか、コンパクトにディフェンスが守るとか、抜かれたら1発のファウルで止めるとかをやった上で、自分たちのクオリティを見せれば。絶対に負けちゃいけない相手なんで。そこからじゃないですか。そこをやる前に戦術だとか言ってるのは、少し話が違うと思います」

 細かい戦術云々の前に、ハードワークや球際の厳しさ、戦う姿勢などがまず必要だと主張した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)