GoogleニュースがAIを悪用したパクリ記事を掲載しているサイトを後押しする実態が判明
ニュースサイトに掲載された記事をAIを用いてパクったようなコピー記事が大量にGoogleニュースに掲載されていることがわかりました。Googleはスパムには対応するとしつつも「コンテンツの制作方法は問わない」と述べており、今後もAIによって作成されたニュースが掲載され続けるものとみられています。
Garbage AI on Google News
https://www.404media.co/email/5dfba771-7226-48d5-8682-5185746868c4/
Jamal Bazile: Hibachi Restaurant Suspect Named by the DA
https://heavy.com/news/jamal-bazile/
そしてheavy.のニュース記事をAIがリライトしたのが下図の記事。「heavy.」と書かれているアートワークもそのまま使用されています。
Googleニュースで見てみると、heavy.の記事がトップに来たものの、すぐ下にパクリ記事が表示されています。
こうした例は多数存在しており、例えば下図ではWatcher Guruというサイトの記事が2つのサイトにパクられています。
また、下図ではCBCの記事がパクられています。
こうした状況について404 MediaがGoogleに問い合わせたところ、Googleの広報担当者は「コンテンツをランキングする際、私たちはコンテンツがどのように制作されたかではなく、コンテンツの品質に重点を置いています。主にランキング目的で作成された自動生成コンテンツはスパムとみなされ、当社のポリシーに基づいて適切な措置を講じます」「Googleニュースのランキングシステムは専門知識や信頼性などを示すオリジナルコンテンツに報酬を与えることを目的としている」と述べており、「AIが記事を生成すること自体は問題ない」という立場を明らかにしました。
404 Mediaによると、Googleへの問い合わせ後に一部のパクリ記事がGoogleニュースの検索結果から消えている事が確認できたとのこと。ただし、Googleに「何らかの措置を行ったのかどうか」の確認を求めても返答が無かったと述べられています。